畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

逆戻

2012-07-20 19:05:33 | 農作業

7月20日(金)  のち 

涼しい空気と思っていたら、寒いほどになる。午後は、ポツポツしてきた畑で作業していたら、久しぶりに、寒いと感じる。しかし、この雨だけは、感謝したい。ある程度は、降ってくれそうだ。

宮畑。大豆の植付。トラクターで耕起してあるが、もう5日も経っている。草の発生を抑えるために、小型管理機で、再度土を掻きまわしておく。その上で、管理機の車輪後を利用し、植え溝を作る。それにしても、強粘土質の畑。トラクターで耕した状態でも、まるで、小石や砂利の河原みたいな状態。小型管理機のロータリーの力では、その小石の用な土塊は、ほとんど細かくならない。ロータリーの回転で、上下が入れ替わるぐらいのもの。ガツガツとカバーに当たる音がすさまじく、土塊の固さを表している。

大豆苗を植えようとしても、ごろごろの土塊が転がり、植付にくい。昼ころから、パラパラしてきた雨は、3時ころには、本降りになり、合羽を必要にさせる。雨がと云う訳ではなく、この雨で、畑が湿ってくれた方が、作業がしやすくなるだろうと、3トレイ植えただけで、畑を後にする。

母を迎えてから、夕方の一仕事。トレイの土入れ。


蜂の巣

2012-07-20 05:39:28 | 暮らし

7月19日(木)   いちじ 

家の敷地周りの草刈をする。これが結構な面積である。たっぷりと一日作業である。鶏舎やハウス、畑などもあり、日常的に動き回る場所でもある。この時期に、ちゃんと草を刈っておかないと、やぶをつついてから動かないとならなくなる。連れ合いにとっては、日常作業が、恐怖となる。

朝から、真夏の太陽の照りつける中、刈払機を背に、草を刈り払う。建物に接する隅や、ハウス周り、立ち木の周りなどは、集中し、ゆっくりと作業を進める。支柱などの資材などが、障害物として置いてあったりする所は、それらを動かしながらの作業。30分もしないで、汗びっしょり。作業着の縁からぽたぽたと滴が落ちてくる。小一時間も動くと、水分補給に30分近くの休憩。

案の定、蜂の巣が、多くできている。まだ、大きいもので、5㎝ほどだ。しゅうちゅうし、ゆっくりと刈払機を動かすことで、驚いた蜂たちが、動き回るから、そうゆう所では、注意して巣の在りかを確かめる。まだ作り始めの小さい巣は、蜂も一、二匹。恐くはない。刈払機で、巣をたたき落とせば、それで済む。5㎝ほどにもなった巣には、10匹ほどの働き蜂が、巣作りと警備をしている。こんな巣は、中途半端に処理すると、攻撃を受けるし、その巣の周りにはしばらく近付けなくなる。巣の在りかを確認したら、そばを離れ、後ほど、殺虫剤で蜂を殺してから、作業再開だ。

そろそろ、昼上がりをしようかなと、思いながら、作業場脇の、盛り上がるように茂っている蔓草を刈っている時、突然、左手の甲に、バッチっと痛みが走る。やられたと思い、数歩下がって注視すると、外壁に立てかけてあるパイプにできた蜂の巣。周囲を飛び回る数匹のアシナガバチ。痛みはしばらく続くが、そうたいしたことはない。予定通り作業を続ける。

昼休みはゆっくり。3時近くなって作業再開。刺された所は、少し膨らんではきたがたいしたことはない。午後は、思いのほか暑くはない。汗も流れるほどにはならない。二時間ほどで、ほぼ家の周りはきれいになる。その後、大豆のトレイ播種。そして、ニワトリのコンテナ詰め込み。廃鶏として、明日、処理業者にお願いする。

この頃になると、刺された個所は、ぷっくりと膨れ、かゆみも出てくる。その腫れは、時間とともに広がり、パンパンに膨らんできた。で今(20日朝)、甲全体と手首からかなり上まで、でっぷりふとってしまっている。 

 


太陽熱処理

2012-07-18 18:51:53 | 農作業

7月18日(水)   ときどき 

昨日に比べると、暑さは続くが、曇りがちの空模様。灰色や、黒い雲ではないが、白い雲が、空一面という感じで、日差しをさえぎってくれる。いくらかは、作業しやすい。

今日も一日、花畑。太陽熱処理用の透明マルチ張り。昨日、長い畝に、8畝、終わらせている。これは、ニンジンシーダーテープ播種、ダイコン、葉物、早蒔き菜花、など、シーダーテープ種蒔用だ。少し、早蒔きするため、不織布をべた掛けする。それゆえ、草の発生を抑えるために処理しておく。

今日は、短い畝に、9畝。ニンジンの早蒔きように、穴あきマルチフィルムを張り、その上に透明ポリを被せて張り、二重にする。播種は、コーティング趣旨を手蒔きする。ニンジンの播種期に、雨はほとんど降らない。そのため、水かけをせざるを得ないが、長い畝だと水量も含め、大変なので、短い畝に、二~三畝蒔くことにする。また、遮光ネットも張らなくてはならないだろうから、作業を楽にする。

その他、ごく早蒔きをする菜っ葉類用、タマネギの苗床用などだ。とりあえず、予定していた作業は完了。しばらくは、畑作業は、少し残る片付け作業をやればよい。田んぼの草刈、これからの水管理に時間を割くことになる。


明け

2012-07-17 20:01:55 | 農作業

7月17日(火)   いちじ 

お昼のニュース。気象庁が、梅雨明けを発表。やっぱり梅雨明だ。後半の雨量の少ないままに、真夏に入ってしまう。今現在、畑で生育している野菜たちの今後、どうなるのか。ときどきは、夕立ち、にわか雨等が、潤してほしいが。最近の夏の傾向から、期待はできない。

一日、花畑。太陽熱処理のための、透明マルチフィルムを張る。

朝から、真夏の太陽。空は青く澄み、薄い真っ白な雲がポツポツと流れては消えている。

  

炎天下といってよいだろう。かなりの暑さで、用意した冷たい水を飲みながらの作業。ツナを張り、石灰や、鶏ふん、米糠などを施肥。畝立マルチ機で、透明のポリフィルムを張ってゆく。ポリフィルムで覆われた畑土の水分は、太陽の光と熱にに容赦なく照らされ、蒸発して、ポリフィルムを真っ白にする。そして、しばらくすると、曇らせていた水蒸気同士が、くっつきあい、小さな結露となり、点々と付いてゆく。    

午後の出勤は、ゆっくり目。2時半過ぎとする。6時過ぎ、ようやく少し過ごしやすくなる頃には、畑を後にすることになる。

これからしばらく、この暑さの中での作業となる。


ふるさと祭

2012-07-16 19:06:12 | 暮らし

7月16日(月) 

朝から真夏の太陽。今日は「海の日」。海の日には、毎年恒例の地域(小学校区ほどの地区)の、ふるさと祭りがおこなわれる。もう10数年継続されている。最初の頃は、祭典の方の役員などをやっていたので、実行委員会に参加させられ、準備から関わったりもしていた。昨年からは、行政区()の役員になってもいるから、ちょっとだけでも、顔を出している。今回も、イベントの一つとして、初期消火訓練が組まれた。各地区から、何名かの参加要請があり、それに合わせ、午後から、一時間ばかり顔を出す。

汗まみれの作業服で行くわけにもゆかない。シャワーを使い、着替えてからのお出かけだ。会場は、市の文化体育館という施設。駐車場や、外の通路は、出店が並び、綿飴や風船を手にした子どもたちが多い。こんなに大勢の子どもたちがいるのかと、すこし驚くほどに。体育館の中は、中央に盆踊り用のやぐら。ステージ前には、椅子も並べられて、ちょうど歌謡ショーの真っ最中。名前は聞いたことないが、プロの歌手らしい。その後は、カラオケ大会と続く。

消火訓練の時間になり、外の会場に向う。各地区何名のご参加を、という要請だったが、少ない人数と、各地区の役員たちが、数合わせ的に集まってくる。消火器の使い方とその実践だ。一通り、演技して、会場を後にする。

さあ、作業開始だ。

畝立マルチ機の調整。モアのタイヤの修理が午前中の作業。夕方は、畝立機を花畑に運搬。明日予定する、太陽熱処理作業の準備。鶏ふんの袋詰め、トラックに載せておく。糠や他の肥料も積み込み、マルチフィルムも用意して、スタンバイ完了。


初穂

2012-07-15 19:21:11 | 農作業

7月15日(日)   ときどき 

午前中は、田んぼの畔草刈。午後は、花畑、宮畑のロータリー耕。

田んぼの稲。あちこちで、穂の出揃った水田が見られるようになってきた。「ふさおとめ」「ふさこがね」等の早生品種だ。4月20日前に植え付けられたと思うから、3か月になるかならないかで、稔に移行している。これから約一月、8月の中旬には収穫となる。当地は、九州や四国に次ぐ早場米の生産地域だ。新米としての価値があるうちに、いくらかでもよい値段で、ということだろう。コシヒカリは、そろそろ初穂が見られ始める頃。早い人でも、8月20日頃からの収穫だろう。

我が家の田んぼはというと、一枚だけは、早稲系のもち米を作付けしている。その水田では、穂は出始めている。しかし、出穂期(約5割の穂が出る時期)には至っていない。数日先のことだろう。後はすべてコシヒカリ。しかも、かなり遅い、5月1日からの田植えだった。そのコシヒカリも、穂をはらみふっくらと膨れている茎が、目立つようになってきた。これからの晴天と、気温と水で、稔へと生長してゆく。水不足ぐらいの夏の方が、豊作だ。年配の人からよく聞いた話だ。それから行くと、今年は、豊作?。

初穂:穂の出始め

出穂:約5割の穂が出る状態。この状態をめどに、出穂前の管理、収穫期の目安などを推定する。


梅雨明?

2012-07-14 18:41:31 | 農作業

7月14日(土)  いちじ 

全国あちらこちらで、大雨を降らしている梅雨前線。私たちの地域は、幸いにして、豪雨になることはない。しかし、少しは溜まるほどの雨は欲しい。前回の雨は、3日から4日にかけての夜間の雨。以後10日以上、まとまった雨は降っていない。予報を見ると、傘マークは付いているが、しっかりと降るような雨ではなさそうだ。このまま降ることなく、梅雨明となる可能性が高そうだ。

堰やダムには水は十分にありそうだから、一般的には、雨は降らない方がよい。しかし、ハンドルをひねると水が出ると云う、条件の良い所の話。ポンプ利用の用水入れの水田は、梅雨末期に一雨来て、満たしておきたいところだ。それと畑。この地域では、畑の灌漑施設は、ほとんど無い。天水だけが頼りの所がほとんど。このまま梅雨明けとなれば、梅雨明10日の例え通り、カンカンと照る真夏の太陽の下、ほとんどの野菜が、一気に水分不足になってしまう。本来なら、たっぷりの水分が必要なナスなども、露地栽培の我が家の場合、どうにもならなくなる。

午前中は、大豆の育苗播種。5トレイ。そのご、出荷手伝い。午後は刈払機による草刈。新しい機械、だいぶ慣れた。今までのものと比べ、大分軽量となり、肩への食い込み感がない。順調だ。けれども、草刈は、最もと云ってよい、重労働。夕方は、早めに帰路に着く。


2012-07-13 19:12:11 | 農作業

7月13日(金)  

日が射すと思ったら、雨もパラパラの、忙しい梅雨空。蒸し暑い。

昨日に続き、ハウス内の作業。キュウリの畝を作り、ネットを張る。薄日が射したりするものだから、ハウス内の気温は上がり、汗びっしょりになる。午前中で終わり。

午後は、大豆の育苗準備。育苗培土の調合。第一回の種蒔もしようと、トレイに培土を入れる。播種の準備をして、大豆を手に取る。蒔くためにつまもうとして、手の動きを止める。あまりにも小さな粒が多く混じっている。もう20年以上自家採種してきた大豆だ。どうしても、小粒大豆もできるし、播種の時、大粒のものを選ぶようにはしてきたのだが。今年の豆は、より以上に小粒が多く感じる。播種前に、種の選別をした方がよさそうだ。

豆を広げ、小さな粒を指で拾う。こんなことをしていては、手間ばかりかかって、らちが明かない。物置の奥をひっかきまわして、篩を引っ張り出す。網目はいろいろあるが、適度のものはない。ほとんど選別しない細かな目、一割も残らない大きな目。やはり、指選別しかないかと、諦めかけた時、赤土を篩がけした時使った、手作りのものがあったことを思い出す。細かな赤玉土用のやつだ。早速に使うと、ちょうどよい。2kgぐらいの種大豆を選り分けた所で、6時のチャイム。作業終わり。


2012-07-12 18:58:25 | 農作業

7月12日(木)   いちじ 

梅雨空に戻るが、雨が降る気配はない。午前中は、薄雲を通して、うっすらと日も射すほどで、蒸し暑い。午後は、御愛想ほどに、パラパラを繰り返すが、地面がうっすらするが、すぐに乾いてしまうほどでしかない。

ハウスの中の作業。侵入した茅を先日刈っておいたものを片付け、外に出して焼却。耕起をしなくてはならないが、小型管理機では、表面の固さと、茅の根が邪魔をして、うまく行かないだろう。管理機の中耕ロータリーもそれほどの効果は期待できない。管理機の車輪の所に取り付ける、ローターで耕すことにする。中耕ロータリーを外し、管理機の本体だけにする。ゴムタイヤを取り外し、ローターを取り付ける。ロータリーを外したところには、抵抗棒という部品を取り付ける。

エンジンを掛け、ギヤを入れると、管理機は走りだす。その車輪には、土を耕す爪がついているから、土に喰いこみながら進んでゆく。少し力を入れて、抵抗棒を土に食い込ませると、進行が遅くなるから、土を深く細かく、耕すことになる。

抵抗棒への力の入れ加減で、適度の耕し方に調整しながら進む訳である。耕すほどに、ものすごい量の茅の根や、地下茎が掘り起こされてくる。一度耕したら、表面に掘りだされた、根や茎を拾い集め、再度の耕起。再び現れる根や茎。都合四回繰り返す。すべて拾い出すには、際限もなく繰り返さなくてはならない。適度におしまいとする。それでも、もう5時を過ぎてしまう。かなりのダメージを与えられたと思うので、今後は、茅の再生具合をよく見て、広がりを防がなければならない。

  

 

 


蚊帳の外

2012-07-11 19:16:35 | 農作業

7月11日(水)   のち  いちじ 

梅雨空に逆戻りどころか、朝から、夏の太陽がまぶしい。今日は、一日、雨が降りそうもない。というか、今回の、梅雨空に戻り、大雨になるかもしれない、という予報は、私たちの地域には適用されそうもない。南下している前線は、関東地方にかかることなく北上し、その後、東に移動するような形だ。関東地方は、大雨になることはなく、前線の南の暑い空気に覆われそうだ。とくに南部は、雨が強く降ることはなく、降ってもしとしと雨か、断続的な通雨の可能性が高そうだ。朝の空模様と、天気予報から、そう判断し、作業予定を立てる。

田んぼの畔草刈。水の少ない田んぼの水は、雨待ちと考えていたが、あまり期待できないと思い、モアで草を刈りながら、水入れ。半日費やし、午後は花畑。三日ほどの雨空の予報だったので、再再耕起は、その後と思ったが、たいした雨量になりそうもないので、トラクターを運ぶ。夏草や残渣のすきこみから、10日も経ち、しかも、途中で一回再耕起をしているので、みな、かなり細かくなり、大部、分解も進んでいる。天気具合を見て、次回、もう一度耕して、マルチ張りを行うことにする。

機械を片付けて、ホームセンターに部品を買いに出かける。5時過ぎ、サアーっと雨がフロントガラスにかかってくる。そういえば、一つの予報会社は、夕方に傘マークを付けていたなあ。大あたりかなと、帰ってくるが、車を降りようかとする時、ザーッと降り始め、小走りに屋根の下に飛び込むほどに降り始めた。空を見上げると、ところどころ明るい所もある。短い通雨のようだ。

今回の雨予報は、私たちの地域は、たいしたことなく、蚊帳の外だろうと判断して、作業を始めたが、さてその判断は、適切だろうか。明日、明後日の天気次第だが。