畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

少量多品目

2011-10-18 18:53:54 | 食、農への思い

10月18日(火)  

秀畑。施肥、畝立マルチ張り。4畝。

いちいち機械を運ぶのは面倒だが、その都度マルチを張らないと、畝間の草は伸びてしまうし、マルチフィルムも、猫や他の動物が穴を開けて、そこに草が顔を出してしまう。小品目の大量生産の場合は、何畝も作るから、機械作業もまとめてやってしまえる。能率はその方がよい。

最近は作る人も少なくなったが、この辺りは、冬レタスの産地だった。稲刈が終わった田んぼに、高い畝を立てて、マルチを張り、レタス栽培が始まった。今では、ほんの数軒くらいしか見なくなったが、今は、レタス苗の植え付け時期だ。それを見ると、「ああ、ここは今年も栽培している」と、ホッとしながら、車を走らせている。そんなレタス畑は、田んぼ一面に植えられ、何枚も続いている。

しかし、我が家は、レタスを、ハクサイを、キャベツを、ブロッコリーを、、、、と、一畝か二畝づつ。それを、2回か3回の繰り返しだ。能率は悪いが、そのすべてが、全滅すると云うことはない。だから、農薬を使わないで、栽培できる。多品目、少量生産だからこそだ。レタスを多量に作る場合、不作になると困るから、計算できる化学肥料を使い、予防のための農薬を使用することになる。

今の産地化農業の欠点であるが、大量生産でコストを下げ、低価格化もされているから、(大量消費=大量の無駄)も実現されている。