畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
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食、農への思い

播種

2011-10-07 18:39:55 | 農作業

10月7日(金)  

秋晴。風は少々強いが、空気もすがすがしい。気持ちよい一日だ。一日畑作業だが、気分良く動けた。さすがに、夕方には、腰が痛く感じるが。

秀畑。雨降り前に、鶏ふんなどの肥料を散布し、耕して、鋤きこんでおいたので、ダイコンなどの種蒔をする。雨がかなり強く降ったので、土の表面は、固くなって(カサブタのように)いるし、当然、草の種は水分を吸って発芽の準備をしているはず。それで、種蒔をする前に、小型の管理機で、表面を耕して、均してから、種をまく。そして、飛来害虫予防のために、不織布をべた掛けする。

今日は、ダイコン、ホウレンソウ、チョウホウナ、シュンギク、サントウサイ、ミズナを蒔く。

これだけ注意をして、種蒔後すぐに不織布を掛けておいても、虫にやられる。花畑に、26日に蒔いた、菜っ葉類は、ひどいものだ。太陽熱処理をした畝に蒔いたのだが、まず、水分不足で、発芽がそろわなかったこと。ポツポツと発芽した所を、集中的に襲われたようで、双葉がどんどん消えてゆくように、喰われてしまった。発芽がそろえば、部分的に喰われる程度になったのだろうが、発芽を追いかけるように、喰って行ったようだ。

彼岸を過ぎれば、虫害も少なくなると、云われているが、天候の異変は、そうした言い伝えをも、無効にしてしまう。気候全体が緩やかに移行してゆくのなら、農作業も少しずらせば済むのだが、秋は秋。平年並みとか、平年以下の気温も襲ってくる。遅れての種蒔は、作物の生育を順調には進めない。

苦労しても、結果がゼロに近くなってしまうことが多くなり、我が物顔に歩き回っている虫たちを見ると、「殺虫剤」を、思い切り掛けて、皆殺しにしてしまいたい、そんな欲望にも駆られてしまう。

不織布の上を動き回る、ダイコンサルハムシ(26日蒔きの花畑)

今日も不織布を掛けておくが、どうなることだろう