本番前日の「ゲネプロ」の日、最近はガソリン代高騰のためと、駐車場代節約のため、練習には、公共交通機関(つまり、大洗鹿島線&バス)を利用して参加してましたが、この日は、時間に余裕があったので、駅から芸術館まで、歩いてみました。
この道は、私がもの心ついた頃から、月に1回は歩いていた道。生まれこそ茨城だったものの、幼少期から大人になるまでずっと東京で育った母にとって、田舎暮らしで溜まったストレスを発散させるには、いくらかでも「都会の風」に吹かれることだったようで、よく水戸の繫華街を歩いては、デパート巡りをしたものでした。その頃の水戸は、キラキラと輝いてた感じで、農村育ちの私などには、まさに「都会」な雰囲気でした。
その後、高度経済成長と共に、街は更に発展を続け、大手のデパートやスーパーが次々と進出、私が高校・大学の頃が、そのピークだったでしょうか? ウィンドウショッピングには、事欠かなかったですね。
思えば、私が高3の夏に「サントピア」というショッピングビルがオープンし、ちょうど模擬試験かなんかやってる時に、「開店」を知らせる鐘の音が響いてき、みんな行きたくて、ウズウズしてたのを憶えています。
その「サントピア」も、去年閉店したらしく。白い板塀が貼り付けてありました。「ダイエー」もなくなり、「東光」⇒「東急」⇒「ユニー」と変化したビルも、その隣りにあった、多少田舎臭かったけれど、それなりに便利で、「布生地類」と「肌着類」の品数が豊富だった「田◇屋」も、今はなく、コンビニや駐車場が増え...なんとも「栄枯盛衰」というか、感慨深い思いを味わったひと時でした。そういえば、行きつけだった本屋さんも消えてましたね。
不思議に、昔から「古臭い・ダサい」感じだったお店が、今もそのままの雰囲気で、健在なのが面白いですね。「新しいものほど、古くなるのが速く」「古いものは、もう、古くならない?」なんか、むちゃくちゃな論理ですが、そういうことなのでしょうか...?
写真は、年末の商店街の福引コーナーにいらした、サンタ姿のオジサマ。熱心に、福引券を数えてらっしゃる姿が、ちょっと笑えたので、パチリ。(^^) (了承はいただいております。)