ポテト姫の気まぐれ雑記 part2

つれづれなるままに、気ままに綴るエッセイ集

お葬式のお手伝い

2007-12-10 | 日記・エッセイ・コラム

 先週は、同じ常会内でご不幸ができてしまったので、お手伝いに行ってきました。お通夜&告別式のため、2日間のお手伝いが要ります。以前は、夫婦2人で行くものでしたが、最近は斎場を使うため、それほど人手が要らなくなったので、どちらか一人でよくなりました。

 我が家は、今回、1日ずつ交代で参加。男性軍の仕事は、主に帳場関連とお墓での実務、女性軍は、食事の手配や接待と、お墓での実務の補助。(お線香に火を点けて手渡す、等。)

 そういうこと一切を自宅でやっていた頃は、まず庭にテントを張って、炊事場作りから始めたものです。ガスボンベを引っ張ってきたり、共同の食器類を倉庫から出して数を数え、洗い...。そして、料理は全て手作り。美味しいはずです。

 その後、「集会場」を使うようになってからは、テントを張るのは「受付」のみとなり、食器類も、会場備え付けの物を使えるようになって、ずいぶん楽になりました。

 そして、今では、斎場で行うのが普通になったので、更に楽に。

 実は私、嫁いですぐから、お葬式デビューしてるので、年齢の割りに、その道の経験が豊富だったりするのです。(^^;) 妊婦さんだった時も出てるので、その時は、手鏡を割烹着のポケットに入れて参加してました。そういうときのおまじないなんだそうです。

 初めは、「白い割烹着」に抵抗があったのですが、女性軍全員がそのスタイルだと、かえって制服のようで、わかり易いんですね。最近は、黒いエプロンを付ける地区もあるようですが、それだと、身内の親戚の方々と見分けがつかないので、「近所の手伝い」とわかるように、「白い割烹着」が一番いいアイテム?のようです。

 今回の食事は、全て「仕出し弁当」でしたが、味噌汁を作り、漬物(たくあん)だけ、切って並べました。何もないよりは、味噌汁だけでも、ホッとする感じでしたね。

 せっかくなので、ウチの近所の、お葬式関連定番の食事メニューを書いておきます。(^^)

 ☆ご飯 ☆味噌汁(ネギ、油揚げ、豆腐) ☆漬物(「たくあん」 or キャベツとキュウリの即席漬け) ☆酢の物(キュウリとお麩の甘酢和え) ☆ほうれん草のおひたし ☆マカロニ入りポテトサラダ ☆野菜の煮しめ(サトイモ、「きんぴらごぼう」、など季節に応じて) ☆煮豆(「金時豆」が主流) ☆煮魚(マグロ or カレイ)か刺身(マグロが主流):昼食時、夕食時などで区別。

 こんなところでしょうか。あと、全て終わった後に「キジュウ払い」と称する「宴会」があり、そこで、お手伝いと身内の人たちが一同に会して、労をねぎらいます。そこでは、必ず、豆腐を冷奴で食べ、日本酒(冷酒)で「献杯」をしますね。

 「キジュウ払い」の宴会の用意までが、近所のお手伝いの仕事で、そこから先は身内の人たちにバトンタッチします。その後片付けまでを身内がするので、私も経験しましたが、女手が少ない場合、かなり大変だと感じました。今回のお宅は、それを見込んでか、最後の宴会を宴会場で行ったので、賢いやり方だったと思います。

 ということで、たぶん、今後はもう行われないであろう、昔ながらのお葬式関連話を書き留めてみました。(^^;)

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5 コメント

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なるほど・・・・参考になりました。 (しゃあ あずなぶる)
2007-12-10 16:15:19
なるほど・・・・参考になりました。
キジュウってどの様に書くンでしょうね。
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多分「忌中払い」を「キジュウ払い」と方言呼びするん... (水浜軌道)
2007-12-10 18:24:21
多分「忌中払い」を「キジュウ払い」と方言呼びするんでしょうね。通夜や告別式の食事、会式も簡略化されていますが、良き伝統として継承されて行って欲しいですね。。
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 そうか、「忌中払い」だったんだ!(・o・;) (ポテト姫)
2007-12-11 02:33:46
 そうか、「忌中払い」だったんだ!(・o・;)

 っていうか、「忌中」=「きちゅう」だったことを、今知りました。(汗)

 告別式後の宴会も「キジュウ払い」と言いますが、塩とお酒で清める「儀式」のことも、同じく「キジュウ払い」と呼んでるようです。
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ご近所の温かい心が集まって、お葬式をすることは... (やん姫)
2007-12-11 10:29:51
ご近所の温かい心が集まって、お葬式をすることは、最近、少なくなりましたね。

私事ですが、30数年前に祖母が、20年前に母がなくなった時、実家の近くの集会所で、告別式をしました。
ご近所の方々が手伝いにきてくださり、とても感謝しました。
私も中学生の頃から、ご近所で不幸があった時は、買出しのお手伝いを経験しています。

3年前に父がなくなったとき、父の希望は、『ご近所の方も高齢になったので、手間をかけさせたくない。葬儀は、専門の会館(父が指定したセレモニーホール)でしてほしい。』といわれていたので、実家の近くの集会所では、行いませんでした。

すべて、業者に任せて参列希望のご近所の方々には、バスを手配して、告別式に参列していただきました。
ワンフロアー(告別式場・親族が泊まる部屋・3箇所の控え室が、ワンフロアーにそろっていました。)を貸しきりました。

寒い時期で、小雨も降っていましたが、室内で、暖房だったので、列席者の皆様にご不便をかけず、良かったと思います。(ご高齢の方が多かったので、余計にそう思いました。)

告別式は、人生最後のお別れの儀式ですから、大切にしなければ・・と思いますが、私自身は、生前葬がいいな~と思っています。
自分が生きている間に、お世話になった人に集まってもらって、お礼をいいたいです。
そして、自分の最後は、家族だけで執り行ってもらい、お墓には入らず、散骨を希望しています。
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 数年前、叔父が亡くなった時に、初めて民間の「... (ポテト姫)
2007-12-11 17:31:16
 数年前、叔父が亡くなった時に、初めて民間の「斎場」での葬儀を経験しました。狭い自宅の庭で、顔も見えないような状況でやるより、上司やエライ方、親戚の人、それぞれの座る位置で、それぞれの関係も把握できるし、ゆったりと座って参列できることに、「こういうのもいいもんだなァ。」と思った覚えがあります。

 斎場での葬儀が一般的になってきたのには、そういう合理的な利点があるから、なのかもしれないですね。
 私が一番気に入ったのは、苦手な正座をしなくて済むことでした。(^^;)立った瞬間、コケたらどうしよう...って、いつも心配だったもんね。

>散骨
 映画「マディソン郡の橋」の中でも、行われてましたね。私もあこがれるけど、いざとなったら、家族の手前、どうかなァ...? 
 やん姫姉さんの場合、まさしく「♪私の~お墓の前で~泣かないでください~ そこに私はいません~...♪」の状況になる予定かな?(^^)
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