ポテト姫の気まぐれ雑記 part2

つれづれなるままに、気ままに綴るエッセイ集

岩手県

2012-01-20 | 旅行記

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 「トンネルを抜けると、雪国だった...」という書き出しの、有名な小説がありましたが、仙台を過ぎて、長いトンネルを抜けたら、辺りの風景が一変したので、ビックリ。「この白いのは、何? 霧?」 でも、よく見ると、雪が降っていたのでした。

 仙台から三つ目の停車駅である「一ノ関」で降りて、乗り換えのために階段を下りりていると、下から吹き上げてくる風の冷たさが半端じゃない。そうか、やはりここは「東北」。寒さが関東とは違うんだ、と実感しました。

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 上の写真は、中尊寺にて雪かきしている係員さんの姿。

 こちらは、「一ノ関」駅にあった、「金色堂」を表した「お菓子」だそうです。→

 「平泉」駅前にあった、蕎麦屋さんで、名物の「わんこそば」をいただき、(実は、あまりの寒さに、私は熱い汁の「天そば」を注文し、夫と半々でいただきました。「わんこそば」の基本は、「冷たいつゆ」なので。) 先に宿に行って、荷物を置いてから、目的の「中尊寺」へ向かいました。

 その一連の流れですが、まず、蕎麦屋さんで、宿に電話をしてくれて、迎えに来てもらい、次に、宿からタクシーを呼んでもらい...いう風に、実に親切に、スムーズに運びました。

 「客商売」だから自然なんでしょうが、なんとなく、皆さんの暖かい雰囲気に、ホッとする感覚を覚えた感じです。

 よく、「岩手県は民話のふるさと」という言葉がありますが、意外とゆっくりしゃべる「方言」と、柔らかい響きと、独特のイントネーションも、一躍を担っているのかもしれませんね。

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 さて、↑ の写真が、よく「金色堂」の記事などに使われる角度からのショットです。 「金色堂」そのものは、思ったよりも小さく、「まあ、よくも細かく細工が施された仏像の数々だなァ」くらいの感想しか浮かばなかった私でしたが、見学コースの最後の頃にあった「修復の様子」を撮影したビデオを見て、初めて「感動的な」「気の遠くなるような作業」の様子を知った次第です。

 昭和37年から取り掛かった、というその「修復作業」、とにかく緻密で、技術も凄いんだナ、と言葉もありませんでした。思うに、「世界遺産」に認定されたわけの中には、「見た目」そのものよりも、その緻密な技術と、更にそれを「復元させた技術」なども、含まれるんじゃないか? と、勝手に想像してみました。

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 ↑ この看板を見て、いち早く夫が反応を。「貢献してるじゃん!」

 行き先が「雪」になることを、想定していなかった私たちは、靴も普通のタイプだったので、とにかく転ばないように、そろそろと歩いての見学でした。ここで転んで、怪我するわけにはいかないし...。(特に私。夫はスニーカーだったので、割と歩きやすかったみたい。) 

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 ホテルの窓から見えた雪景色。↑ 

 現地の人たちの話では、冬場はいつも雪だそうで、「今年はまだ少ない方」なんだそうな...。

 その後、仙台方面に電車で向かい、来た時と同じトンネルを抜けると、もう雪景色は消えていました。

 仙台近くの人たちの雰囲気は、同じ「東北」でも、岩手県とはまた違い、少し都会的な雰囲気を感じました。

 あの「雪景色」や「寒さ」が手伝ってか、「純朴な」「人の暖かさ」...などという言葉がぴったりくるような、そんなイメージが印象的だった岩手県でした。

(「みちのく二人旅のレポート・岩手県編」終わり。

コメント (7)
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