突然ですが・・・。
私は、もう何年にもわたり、皮膚科の毎日の短い日記をつけています。
それは、四季の変化が大きい日本の特徴として、季節と皮膚病に大きな関連があるからです。
この日記を読み返すと、その季節ごとに何を気をつけなくてはならないかに気づくことができます。
たとえば、暑さが厳しすぎる酷暑の夏に増えた皮膚病の記録や、雪がたくさん降った後に何を気をつけて過ごすべきかとか・・・うっかり忘れそうな日常の注意が、実は治療にとても重要だからです。
また、何年も継続して治療されている慢性、難治性の皮膚病の方のカルテには、悪化原因や季節の情報が書いてあります。
このカルテは、ただの検査とは違う、とても有益な情報が書いてあり、これは私の宝物と言えます。
さて。
最近、頭がすごくかゆい!!といって受診される方が多いです。
テレビのコマーシャルで
「あなたの頭皮湿疹、治せます。」
といったものがよく流れますね。
実際、頭皮湿疹などという診断名はなく、これは、たとえれば夏にかかった風邪に夏風邪ですと言っているようなものです。
つまり、頭の皮膚病をぜんぶまとめて頭皮湿疹といっているのです。
実際は、さまざまな原因、さまざまな病態がごちゃ混ぜになっており、ひとつの薬で治るといった簡単なものではありません。
たっぷりかいた汗によるかゆみ。
脂漏性皮膚炎、
毛染めによるかぶれ。
シャンプーやコンディショナーによるかぶれ、または刺激による皮膚炎。
ムースやヘアースプレーによる刺激。
アトピー性皮膚炎。
尋常性乾癬。
花粉によるアレルギー性皮膚炎。
などなど・・・・・さまざまな原因による病態が混ざっています。
これをすべて、頭皮湿疹といって治療するのは、無理というものです。
正しい診断を行い、それにふさわしい治療をしなくてはいけません。
診断は医師に任せるとして。
注意が必要なことは・・・。
とにかくかきむしったり、かさぶたをはがしたりしないことです。
シャンプーの仕方にも注意が必要です。
患者さんの中には
「よく洗っているのに、かゆみがとれません。ふけもふえます。」
とおっしゃる方も少なくありません。
これは、もしかしたら、洗い方に間違いがありそうですね。
診断に伴い、シャンプーの仕方などもアドバイスしています。
お気軽にご相談ください。
私は、もう何年にもわたり、皮膚科の毎日の短い日記をつけています。
それは、四季の変化が大きい日本の特徴として、季節と皮膚病に大きな関連があるからです。
この日記を読み返すと、その季節ごとに何を気をつけなくてはならないかに気づくことができます。
たとえば、暑さが厳しすぎる酷暑の夏に増えた皮膚病の記録や、雪がたくさん降った後に何を気をつけて過ごすべきかとか・・・うっかり忘れそうな日常の注意が、実は治療にとても重要だからです。
また、何年も継続して治療されている慢性、難治性の皮膚病の方のカルテには、悪化原因や季節の情報が書いてあります。
このカルテは、ただの検査とは違う、とても有益な情報が書いてあり、これは私の宝物と言えます。
さて。
最近、頭がすごくかゆい!!といって受診される方が多いです。
テレビのコマーシャルで
「あなたの頭皮湿疹、治せます。」
といったものがよく流れますね。
実際、頭皮湿疹などという診断名はなく、これは、たとえれば夏にかかった風邪に夏風邪ですと言っているようなものです。
つまり、頭の皮膚病をぜんぶまとめて頭皮湿疹といっているのです。
実際は、さまざまな原因、さまざまな病態がごちゃ混ぜになっており、ひとつの薬で治るといった簡単なものではありません。
たっぷりかいた汗によるかゆみ。
脂漏性皮膚炎、
毛染めによるかぶれ。
シャンプーやコンディショナーによるかぶれ、または刺激による皮膚炎。
ムースやヘアースプレーによる刺激。
アトピー性皮膚炎。
尋常性乾癬。
花粉によるアレルギー性皮膚炎。
などなど・・・・・さまざまな原因による病態が混ざっています。
これをすべて、頭皮湿疹といって治療するのは、無理というものです。
正しい診断を行い、それにふさわしい治療をしなくてはいけません。
診断は医師に任せるとして。
注意が必要なことは・・・。
とにかくかきむしったり、かさぶたをはがしたりしないことです。
シャンプーの仕方にも注意が必要です。
患者さんの中には
「よく洗っているのに、かゆみがとれません。ふけもふえます。」
とおっしゃる方も少なくありません。
これは、もしかしたら、洗い方に間違いがありそうですね。
診断に伴い、シャンプーの仕方などもアドバイスしています。
お気軽にご相談ください。