宮元皮膚科クリニックのブログ

毎日の診療の中で気づいたことや気になることを書いています。
皮膚病や肌のトラブルのさまざまなアドバイスをいたします。

花粉症にご注意ください!

2021年01月19日 17時17分02秒 | 花粉症
暖かくなったり、急に寒さが厳しくなったり、気温の上下が激しいですね
連日、コロナのニュースばかりで、じわじわと気分が下げられてしまいがちです。
こういう日々は、美味しいおうちご飯を作って、メンタルをあげていこうと思います
最近、凝っているのは、手羽先のすっぱ煮とか、もつ煮込みとかの和食です。
ちょっと手間をかけて美味しく食べることが、気力を上向きにすると感じてます。

さて。

テレビではコロナのニュースばかりが報じられていますが、実はスギ花粉や黄砂が飛び始めているようです。
昨年は飛散量がすごく少なかったので、軽症で終わった方が多いと思いますが、今年は昨年よりは多いようです。

気をつけなければいけないのは、冬の間、エアコンやファンヒーターや床暖房といった部屋全体を暖める暖房器具の中で生活していた方は、皮膚全体や鼻や目の粘膜がカサカサに乾ききっている可能性がとても高いということです。
乾燥肌や乾燥した粘膜は、バリアー機能が低下しているので、花粉や黄砂が侵入しやすくなっていて、アレルギー症状が早く強く出るリスクが高いのです


なので、花粉や黄砂がそれほど多く飛散していなくても症状が出る場合があります。
花粉の飛散が本格的に増加すると、当然症状が強くなってしまいます

毎年のように、顔に赤みや湿疹が出る患者さんがたくさんいます。
特に、まぶたが腫れたり、ほほがかゆくなったり、唇がかぶれたり、首に湿疹が出やすくなります。
頭の地肌にも湿疹やかゆみ、ふけがでやすくなります。

まず、今の時期に気をつけることは、無防備に暖房をつけっぱなしにしないこと。
あまり室温を高くしないで、重ね着を工夫して、できるだけ空気の湿度を下げすぎないようにしてください。
顔や首はもちろん、全身の保湿ケアを毎日しましょう。
洗濯物の外干しはやめましょう。
帰宅後はすぐに入浴して、着替えましょう。

実はスギ花粉は飛び始めていて、くしゃみや鼻水や目のかゆみといった花粉症の症状が出始めている方がぼちぼち来院しています。
飲み薬や点眼薬、点鼻薬の処方をしますので、お申し出ください。

当院処方の保湿クリームや、しっとり!もちもち!オールインワンジェルで、保湿ケアをしっかり行いましょう
まぶたや唇のケアの、リップ&アイが早くも評判が良いです
これらの保湿ケアを行うことで、症状が出にくくなり、症状が出ても軽くすむので、薬の使用量を減らすことが出来ます。
あまりニュースになりませんが、花粉や黄砂にはご注意ください

~~~つぶやき~~~
今日、ある患者さんに
「毎年、花粉症で、咳き込んでしまうのですが、今年は人前で咳をするとまわりからいやな顔をされちゃうのでこまります
と相談されました。
なるほど。。。
そうですね。今年は、くしゃみや咳を続けてすると、あれと誤解されかねないですね
本当に気を遣う生活だな・・・と途方にくれる思いです
私も、空気が乾燥していると気管支炎を起こしやすいので、特に気を遣いますね。
電車に乗るときは、飴をなめています。
そういえば、電車が換気のために窓をあけているので、風がびゅんっびゅん入ってきますが、花粉も入ってくるのでこれも注意ですね。
昨年のスギ花粉の飛散量が平年の3分の1くらいしか飛ばなかったので、その分今年は多めに飛散すると言われており、当院でもすでに花粉症が出始めてしまった患者さんが増えてきました。
ですから、少し早めに内服を始めた方が良さそうです。
全く眠気のない内服薬も数種類ありますので、車を運転される方も安心して飲めます。
また、漢方薬も選べます。
点眼薬や点鼻薬だけでも処方できるので、ご相談ください。


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