宮元皮膚科クリニックのブログ

毎日の診療の中で気づいたことや気になることを書いています。
皮膚病や肌のトラブルのさまざまなアドバイスをいたします。

今年のスギ花粉症(その2)

2015年02月26日 09時09分00秒 | 花粉症
今日は朝から日ざしが無く、薄暗いお天気です

窓から見える風景が全体にグレーのモノトーンで、こういう日はどうしてもテンションが下がり気味です

このところ学会や勉強会などで、ずっと外出を続けていたので、少々疲れがたまっています。
今日は、家にいて、好きな手芸でもしていようかなと思っています

疲れと言えば。
このところ、連日、帯状疱疹の患者さんが受診されます。
これも、気候が不順なために疲れがたまっている方が多いのかなとも感じます。
年度末とか、学期末とか、受験とか、進学や転勤とか引っ越しとか・・・いろいろあわただしい時期でもありますから。
休める時は休むようにした方が良いということかもしれません

さて。

今年はなぜか、まだ花粉症の報道が少なめですが。
昨日の外来をみても、すでに多くの方が発症しています
くしゃみ、鼻水、鼻詰まり。
目のかゆみ、涙。
咳、のどのいがいが。
顔や首や頭の地肌のかゆみ。肩や腕の湿疹。

それぞれの症状に対し、治療をしていますが。
当院は、鼻の症状に対し点鼻薬、目の症状に対し点眼薬も処方しています。
今日は、このことについてお話ししましょう。

花粉症の患者さんの多くは、飲み薬を希望されます。
確かに、抗アレルギー薬や漢方薬などの内服は効果があります
症状の出ていない日も忘れずに毎日飲むことで、かなり予防効果が上がりますし、症状が出てしまっても飲んでいる方は軽く済みます。
でも、今日は、外用薬についてお話ししましょう。

当院は皮膚科ですから、塗り薬にはとてもこだわっています。
皮膚のアレルギーに対し、毎日の保湿ケアを強力にオススメしています。
これは、皮膚の状態を長期間良い状態に保ち続けることが、長い目でみるとしっかり体質改善につながるからです。
同じように。
花粉症の患者さんが、鼻水や鼻詰まり、目のかゆみをひどいのに放置していることは、とても問題だと思います。
病院で処方される点眼薬や点鼻薬は、使用を続けていても副作用はほとんどなく、使用を続けることで予防もでき、症状はかなり軽くすることが出来ます。
とくに。
鼻詰まりがひどい場合や、鼻血をよく出すなどの症状がある場合は、かなり鼻粘膜が痛んでいる可能性があるので、飲み薬だけでなく点鼻薬を併用した方が効果がしっかりとでます。

当院では、点鼻薬や点眼薬も処方します。
お気軽にお申し出ください

~~~~おしらせ~~~~

3月の11日(水)から15日(日)まで、休診させていただきます。
花粉症のピーク時なので、少々気になっています。
今年の花粉症が重症化しないことを願うばかりです
あらかじめ、悪化した時のための強めのお薬の処方とか、飲み薬を多めに処方することができます。
可能な限り、ご希望に合わせたいと思っておりますので、ご相談ください。

















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