宮元皮膚科クリニックのブログ

毎日の診療の中で気づいたことや気になることを書いています。
皮膚病や肌のトラブルのさまざまなアドバイスをいたします。

手足の汗

2018年06月19日 07時32分06秒 | 診断と治療
このところ、夜はかなりヒンヤリ
5月に比べると、ずいぶん涼しい6月です。

最近患者さんで多く見られるのが、イネ科アレルギー、アセモ、虫刺されです。

あと、年齢やアレルギー体質に関係なく、多く見られるのが、手足の発汗の増加です。
手の指や手のひら、足の裏や側面などに、小さな水ぶくれと皮むけ、かゆみなどが症状です

これは、最近の気候に関係があります。
気温の上下が激しく、一日の中でも気温差が大きいですよね
こういった季節は、自律神経が乱れがち
急に蒸し暑くなったり、夜は冷え込んだりをくりかえすと、自律神経の調節に影響し、さまざまな体調の変化をきたします。
血圧が安定しなかったり、めまいを感じたり、疲れやすかったり・・・。
その中で、お子様を含め、年齢に関係なく手足の汗が増えるのです。

ベタベタしたり、かゆかったり、かわがむけたり、かさついたり、真っ赤になったり、水疱が出たり・・・。

最近、赤ちゃんの受診も増えています。
赤ちゃんも同じことが起こりうるのですが、赤ちゃんは特殊な事情があります。
それは。
赤ちゃんは、いつも手を握っていること。
また、しょっちゅう指や手をなめているので、汗に加え唾液も手のひらにたまっています。
握っている手を開くと、しわの間が真っ赤になっていることもあります。

こういった汗の症状を、汗疱または異汗性湿疹といいます。

治療は、症状の程度にあわせてさまざまです。
また、年齢によっても、治療内容が大きく異なります。

水虫ではないのに、水虫の薬を塗ってかぶれちゃった方もいますね。

お気軽にご相談ください


昨日の関西地方の大地震で大変な思いをされている方々がたくさんいらっしゃいます。
お見舞い申し上げます。
まだ余震が続き、緊張感が持続していることと思います。
自律神経も乱れがちです。
どうぞお身体をいたわってお過ごしください







  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする