宮元皮膚科クリニックのブログ

毎日の診療の中で気づいたことや気になることを書いています。
皮膚病や肌のトラブルのさまざまなアドバイスをいたします。

手足の汗

2014年04月09日 20時15分17秒 | 診断と治療
大学通りのさまざまな花たちが、いっせいに鮮やかに満開です

桜に追いつけと言わんばかりに、明るい日差しに向かって背丈を伸ばしています。

黄色い菜の花の群れがぐんぐん高さを増し、地面が見えなくなっています。
まだ、フード付きのコートを着ている人を見かけますが、植物はもうすっかり冬を見限っているようですね

スギ花粉はピークを過ぎて減少していますが、ヒノキ花粉のピークに入っています。
最近の方がアレルギーを感じる方は、まだ油断はできないということです。
5月連休明けまでは、症状が続きます。

さて。

気温の上下が激しいこの季節。
朝夕と昼間の温度差が大きいですね。
こういう季節は、自律神経が乱れがちです

ただでさえ、新しい環境の変化を迎えた方が多い時期です。
新入学、新学期、、新社会人、引っ越し、初めての一人暮らし、新しい担任の先生、クラス替え・・・などなど。
こういった精神的なストレスや、気温の変化に、心や体が乱れがちになるのです。

もちろん、ストレスと言っても、嫌なことばかりを言っているのではなく、楽しい興奮も実はストレスなのです。
だって、楽しくたって、緊張感はありますよね。

こういう時期、実は、手足の汗が増加します。
ほら、緊張感が続くと「手に汗握る」といいますよね。
そう、あれです。

手足の汗が増加し続けると、皮膚の角質層が水分でふやけてきます。
小さな水疱がでたり、白くふやけたり、かわがむけたりします。
かゆみがでたり、あるいは、かわむけてひりひり痛みがでることもあります。

出過ぎる汗を減らす塗り薬があります。
かわむけをきれいにする塗り薬もあります。
かゆい場合は、湿疹の治療もします。
こういった方は、ご相談ください

新しい環境に慣れるには、どうしても時間がかかります。
あせらず過ごしましょうね

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