宮元皮膚科クリニックのブログ

毎日の診療の中で気づいたことや気になることを書いています。
皮膚病や肌のトラブルのさまざまなアドバイスをいたします。

夏の皮膚病(むれることによるトラブル)

2009年06月10日 17時21分43秒 | 診断と治療
本日、関東地方は梅雨入りしました
といっても、今日はくもりでした
湿度が高いようです。

湿度が高くなると、皮膚には色々なトラブルが起こります。
もちろん、乾燥も駄目ですが、むしむしした湿度の高い季節はいろいろ悩むことが多いです。

汗でむれると、首やわきや、ゴムやベルトによる締めつけの下の皮膚に、湿疹やただれがおこります。
これは、汗そのものが悪いのではなく、汗をかいた後時間がたつとその部分にかびや雑菌やほこりなど汚いものがたまり、それによりかぶれるわけです。

また、足がむれると色々な皮膚病がおこります
ストッキングやブーツ、長靴、皮靴などで足に汗がたまり、むれるわけです。
すると、ミズムシや、汗疱、アセモなどが出来やすくなります。
サンダルは大丈夫と過信しがちですが、きゅうくつなサンダルは足がしめつけられ、裸足でもむれることがあるので要注意です

私は以前に、梅雨の時期に、まだ冬物のモコモコスリッパを履き続けていたところ、足にアセモができて非常にかゆくなった経験があります。
スリッパの素材にも気を配りましょうね。

汗のトラブルの予防には、ズバリ、石けんで洗うことにつきますね
ウエットティッシュでふくだけの人がいますが、あまりお奨めしませんね。
やはり、さっぱり洗い流してくださいね

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