みどりの野原

野原の便り

12月17日 服部川~十三峠~竜田川駅へ。 玉祖神社 水吞地蔵 十三峠 クスサンの繭

2017年12月17日 | Weblog
服部川駅から十三峠を超えて竜田川駅へ。寒い一日だった。

でも、歩き始めるとすぐ体がポカポカしてきて上着を脱いだ。私は熱しやすい。


 前方に生駒山地 山に向かう。

 
 クスノキ エノキなどのあるところは、式内 御祖(みおや)神社跡。
明治41年2月10日郷社玉祖神社に合祀され社地のみ残る。  大窪太鼓台の収納庫があった。

 
「石を見るときは古いお家の石垣を見るとよい」と言われる。黒っぽいのは はんれい岩・白っぽいのは花崗岩
   右)角閃石の結晶が混じった石もある。  帯状に白い嵌入のある石もある。

山に向かう上り坂。途中にはため池が多い。大きい池のあるが沼のようなごく小さいものも多い。
数えてみたらここまでで8つぐらいあった。

玉祖神社(たまおやじんじゃ
『710年(和銅3年)、周防国の玉祖神社から分霊を勧請した』

 
大阪府の天然記念物に指定されているクスノキ (下から写す)夏場、アオバズクを見たこともある。
  右)長鳴鶏『山口県 玉祖神社本社の国指定の天然記念物・・』との説明版あり。鳴き声を聞きたいなあ。 

山道はだんだんきつくなる。生駒山地の西側(大阪平野側)は東側(奈良県側)に比べ、急崖になっている。
山ができる要因には火山や断層がある。生駒山は断層でできた。平野があるということは周りに断層がある。
大阪平野の地下1000m以上には花崗岩が基盤としてあり、その上に堆積層がある。などの説明あり。

  
 道沿いにたくさんのお地蔵さまが祀られていた。  前垂れを上げてみると、ヤモリの子供が2匹もいた。
お地蔵様の前垂れは昆虫や小さい生き物にとっても寒さから身を守る「ありがたい場所」になっている。

 
 ラクウショウが紅葉していた。  そばの東屋の屋根はラクウショウの布団をかぶっていた。
屋根裏にはヤモリの卵(抜け殻)もあった。

 
アワコガネギク?シマカンギク? 黄色い野菊。     エノキの板根

水吞地蔵

 
地蔵堂の中には石造地蔵菩薩が安置されている(よく見えず) 
 右)本堂横の祠には弘法大師が十三峠を越える旅人たちのために祈願して得たという霊水が湧き出している。
水を汲みに来ている人があった。 


道路の水が凍っていた。

 
ここからは大阪平野が広く展望できる。  望遠鏡で見ると、ビル群の中に大阪城も見えた。


水吞地蔵そばに「花塚」の碑
花卉栽培が盛んな八尾 神立周辺地区の花農家や関係者があつまり慰霊祭が行われるらしい。

 
やっと十三峠に登ってきた。上りはここまで。      信貴生駒スカイライン

 
峠道には地お地蔵さまや道標があり、奈良県側に下る。

 
ササの繁る道 この辺にはシカはいないようだ。  クスサンの繭「透かし俵」

 
    山道に崩れた跡があった。     ぼろぼろに風化した花崗岩(真砂土)

 
   つぼみの付いたアオモジ         クコの実 珊瑚のような艶

 
        ナナミノキ 右)カナメモチ 他にノイバラなど赤い実が美しかった。

シロダモも多さが目についた。
途中で、ソヨゴのパチパチショウ 最後に大成功。

緩やかな下りで竜田川駅に到着。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 12月14日 栢森周辺 加夜奈... | トップ | 12月19日 家の庭 ベランダ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事