車に乗せてもらって洞川へ。1年ぶりの洞川
洞川といえば修験者・山上が岳・ごろごろ水・鍾乳洞・・などが思い浮かぶ。
鍾乳洞の発見者「赤井五代松」さんの苔むした銅像
右)発見者の名をとった「五代松(ごよまつ)鍾乳洞」行きのモノレールは人気で、時間待ちの列ができていた。
以前入ったことがあるが、鍾乳洞内は夏を忘れるヒンヤリ空間だ。
赤井五代松が鍾乳洞を発見したのは1933年(昭和8年)
自費で一族で長い年月をかけて鍾乳洞を整備されたとのこと。
名水「ごろごろ水」 水汲み場は近くの駐車場に設けられている。
その水に手を浸そうと近づいたら・・
周りに花をつけたハガクレツリフネがいっぱい。うわぁすごい!
母公堂
修験道の開祖「役の行者」の母「白専女(しらとうめ)」を祀るお堂
今はもう少し奥に結界門があるが、昔はここが女人結界地だったそうだ。
危険な修行を心配して子を追おうとする母、母に危ない目をさせまいと思う子。
母が安心して留まれるようお堂を建て身の回りのことを後鬼に頼み、自分が時々山を降りて母に会いに来ることにして、母が後を追わないようにと「女人結界門」を作ったのが「女人禁制」の始まりだといい、今も受け継がれている。
さて、この辺から自然探索
平地とはかなり植生も違う。
ウワバミソウ 節にはむかごができていた。こんな立派なのは近くの山にはない。 右)ヤマトキホコリは花の時期で分かりやすい。
なじみのないチョウセンナニワズ ジンチョウゲの仲間とは見てわかる。
似たオニシバリ(ナツボウズ)と違ってこれは冬に落葉するらしい。
花や実は見たことがない 右)ウスバサイシン カンアオイの仲間だそうだ。
モミジガサ 開花中 果実が黒熟したルイヨウショウマ
オニウコギ 果実がついていた ケハリギリ(キレハケハリギリ)というものらしい。
カエデの仲間かと近づいたら幹に針があった。
カリガネソウ 林床に多かった。もう4分果ができているものもある。
変わった花の形 涼やかな色 それに反して独特の香り。何か意味があるのだろう。
以前、奈良市内の用水路の石垣で咲いているのを見たことがあるが、今は町中では見られないだろうな。
これはミヤマタニソバ 他にタニソバ タニタデ ミヤマタニタデなどあり、紛らわしい。そして、小さく撮りにくい。 右)オオヤマハコベ 開花中
他にもいろいろ・・久しぶりで見る山の植物に感激。
山上川 清らかな水辺に遊ぶ親子連れも多かった。8月ももう終わりだな。
今年は海も川も行けずじまい。ああ気持ちよさそう・・川に入りたい・・
右)「川原の白い石は石灰岩」の説明版があった。
遊歩道にいたオオセンチコガネ 突出した頭楯がはっきり撮れた。
友人のおかげで幸せな一日だった。
洞川出発後、土砂降りの雨が降った。