みどりの野原

野原の便り

3月27日 神戸女学院(写真非公開)・門戸厄神

2017年03月27日 | Weblog
春の公開に合わせてお世話してくださる方があり、ついて行った。

門戸厄神駅から歩き、正門へ。さらに坂道を登りキャンパス棟の並ぶあたりへ。
正門からの道は山手のハイキング道のような雰囲気だった。

案内はツアーマイスターという資格を持つ学生さん。
班に分かれて案内してもらった。

神戸女学院は1875(昭和8年)神戸で開校。
1933年(S8年)西宮へ移転するにあたり、有名な建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズに設計を依頼。
2014年(h26年)ヴォーリズ設計の17棟の内、現存する12棟が国の重文に指定された。

中庭を囲むように建物が並ぶ。

案内のお勉強をされ資格を持つ学生さん「ツアーマイスターさん」により、総務館・講堂・図書館・礼拝堂などの案内を受ける。

「文学館の屋根は焼夷弾を受けて?破損した」とか。「階段の手すりは金属供出したので木で作られています」「金属供出に遭わなかったのは総務館の・・だけです」「螺旋階段は供出に遭わなかった」「窓の上部の飾りは供出したのでべニア板で作られています」などと何度も「金属供出」の言葉が出た。 
戦災や阪神大震災などいろいろ災難を潜り抜けてきた歴史があるんだなあ。

キリストの教えに基づいた学校で、ヴォーリズは教育施設として宗教施設としての品性を大切に設計されたようだ。
各所に施されたレリーフやアーチ型のデザインは重厚さとともに優しさを感じた。

床は音を吸収するように、ラバータイルになっていて、学生さんはヒールを避けてナーズサンダルにするなど床を傷つけないように、傘の処理などに気を使っておられるよう。

天井や柱にも落ち着いた装飾がある。図書館のテーブルやイスも当時のままだとか。
卓上のスタンドが時代を感じされるがコードは見えないようにされてスッキリしていた。

礼拝堂の中央のステンドグラスは7本のロウソクのデザインで美しい。
後部2階はパイプオルガンが設置され聖歌隊用のバルコニーとなっている。

中庭の池には西宮メダカという武庫川水系に生息する固有種のメダカがいるそうだ。
それかどうか、メダカは見つけた。

案内の後の自由時間に中庭を歩く。
センダンやカラタネオガタマ・タラノキ・カリンなどの植栽。ツバキいろいろ。ハクモクレンなども咲いていた。

神戸女学院を出た後、近くの門戸厄神へ。
厄除け厄払いで有名なお寺らしい。

 
門戸厄神 厄神明王と書かれた大提灯      樹齢800年のスギの根が置いてあった。
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