みどりの野原

野原の便り

10月29日 ミツバチ

2011年10月29日 | Weblog
長居植物園で昆虫観察。

季節的に昆虫もだいぶ減っているらしい。
今日はニホンミツバチとセイヨウミツバチを観察。

先ずはシナサワグルミのウロに作っているニホンミツバチの巣を見に行く。
巣は見えないが盛んに出入りするミツバチが見えた。

ニホンとセイヨウの違いは、
黒っぽく、後翅の翅脈(筋)の形の違いを見る。
昆虫は好きだけど、基礎知識のない私は「後ろ翅って下の翅のことですか?」
翅は左右に1枚ずつに見えるがよく見ると小さい後翅があった。
翅の脈をルーペで確認。

「ニホンミツバチは減っている」と聞いたことがあるが、長居植物園ではセイヨウミツバチの方が少ないそうだ。

花に止まっているミツバチの小さい後翅の細かい筋まで見るのは無理だし、手で捕まえたら刺されるしなあと思っていると、筒状の採集容器の底に薬品を入れたものを花に止まっている所にかぶせて採集。 そんな方法もあるのかぁ。

持ってきた容器で試してみたらいきなりセイヨウが採れた。
花壇を移動しながら採集したものを観察する。
盗蜜する姿も見れた。

 
コスモスとセイヨウミツバチ   セイヨウミツバチ下翅の脈が「Y」字状 


    バラの花にニホンミツバチ    ニホンミツバチの下翅の脈は「エ」字状

ミツバチの口が届かない花筒の長い花は実を結べない。
チェリーセージの実は上の方に付いていて、これはこの花の蜜を吸えるトモンミツバチが発生する頃に実ったものらしい。

これから花とミツバチの関係を調べていくらしい。

観察歴の長い参加者からもいろいろ教えてもらったり、短時間だったが勉強になった。
コメント
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