ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)

映画、旅、その他について語らせていただきます。
タイトルの由来は、ライプツィヒが私の1番好きな街だからです。

廃止直前の寝台急行「銀河」に乗る

2008-02-23 10:23:11 | 旅(国内)
今度のダイヤ改正で廃止となる寝台急行「銀河」に乗りました。

乗ったのは、2月22日ですから昨日から今日にかけてです。

私が書くまでもなく、すでに今の日本では、寝台列車というものは相当に時代錯誤なものです。これからの寝台列車は、趣味のものとしてしか生きていけないと思います。私もこの「銀河」には乗ってみたいと前々から考えていたのですが、乗る機会がなく、廃止直前の今になってようやく乗ることとなったわけです。

で、発車15分ほど前にようやくホームにたどり着くと、すでに熱心な鉄道ファンが大勢集まっていました。

さすがに男性が多いようですが、女性もちらほらいます。機関車が客車に連結される瞬間に、シャッター音とフラッシュが激しく光りました。



私も車両を撮ります。ブルーが鮮やかです。




後ろの写真も撮ります。こちらもファンが多い。私は車両に乗りました。私の寝台は、B寝台7両目です。

寝台列車独特の、狭い通路を通ります。

寝台は、意外と鮮やかで明るい雰囲気でした。私の寝台は上段です。すでに下に人がいるので、あいさつして上に上がります。シーツ、毛布(カバーつき)枕、ハンガーがあります。とりあえず、寝台であぐらをかきました。



私のブロック(という表現は間違っているかもしれません)はすべて男性の客ですが、隣のブロックには女性の客もいました。彼女らは、うれしそうにしゃべっています。隣の寝台の上段の客も来ました。軽く挨拶をします。下段の客二人は、顔見知りではないようですが、話をしています。銀河が出発します。品川を過ぎたところで検札がありました。今日の車掌は、JR西日本の人です。

隣の女性は話が尽きませんし、下段の男性も話をしています。隣の上段の男性は、弁当を食べていました。私は眠いので、さっさと寝ることにしました。

夜、突然目を覚ましたら、私以外の人たちがひどいいびきです。うーん、すごいいびきだ。私はいびきはあまりかかない(と、家族は言いますが、本当のところはどうだか)のですが、寝台列車ではあるいはかきやすいのかもしれません。むりやり寝ます。



起きたら、ちょうど大津でした。京都、新大阪、と停車して、大阪駅に着きます。ここでも、カメラを持った大勢の人がいました。隣の寝台の人に挨拶をして、またすこし写真を撮って、記念写真も写しました。この銀河に乗るのは昨日今日が最初で最後です。面白くて、いい経験でした。





数回、関西の旅について書きます。
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« フォトログ(2) | トップ | 御堂筋を散策する »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Elekt_ra)
2008-09-02 02:27:00
「銀河」は3回乗りました。高校・大学時代ですから相当前ですが。
なかなかどうして当時はかなり乗車率も堅調で、「九州ブルートレインが消えてもコレは安泰だろう」と思ってたわけですが
「はやぶさ・富士」よりも前に消えてしまいましたね…。
NHKのドキュメンタリーでもやってましたが東阪間の夜間移動は安価で移動できるツアーバスとかが幅を利かせてますからねえ。
高い寝台料金払ってなんて贅沢なだけかもしれませんね。正直もっとJRには「銀河」の梃入れをして欲しかったのですが。
返信する
>Elekt_raさん (Bill McCreary)
2008-09-02 18:51:39
コメントありがとうございます。

そうですね。たしかに九州まで行くブルトレより東京-大阪往復のほうが現在では使い勝手がいいと思うのですが、やはり規制緩和による深夜バスの大発達が致命傷でしたかねえ。と言いつつ私も、大垣行きか深夜バスを多用しているので偉そうなことは言えません。何をいまさらですが、大海の一滴とはいえ、もう少し「銀河」を利用しておけばよかったと本気で後悔しています。

ともかく、将来的には「北斗星」のような観光のためのものが残るかどうかというところでしょうね。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。