ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)

映画、旅、その他について語らせていただきます。
タイトルの由来は、ライプツィヒが私の1番好きな街だからです。

ローリング・ストーンズの1968年のレコーディングを記録した『ワン・プラス・ワン』(ジャン=リュック・ゴダール監督)が順次公開されている

2022-01-06 00:00:00 | 映画

記事にするのが遅くなりましたが、なにしろ都内の上映は今日までのようですが、ジャン=リュック・ゴダール監督で、ザ・ローリング・ストーンズの「悪魔を憐れむ歌」のレコーディング風景と当時のゴダール夫人であるアンヌ・ヴィアゼムスキー 主演のエピソードをからめた映画『ワン・プラス・ワン 』が順次公開されています。公式HPはこちら。予告編も。

12/3(金)公開『ワン・プラス・ワン』予告篇

今回公開された事情は、昨年ストーンズのドラマーであるチャーリー・ワッツ が亡くなったことによります。記事を。

>「ザ・ローリング・ストーンズ」のドラマー、チャーリー・ワッツさん80歳で死去…公式インスタ発表
2021年8月25日 2時21分スポーツ報知 # 芸能# 訃報・おくやみ

 英ロックバンド「ザ・ローリング・ストーンズ」の公式インスタグラムは日本時間25日(英国時間24日)、ドラマーのチャーリー・ワッツさんが80歳で死去したと伝えた。

 広報担当者のコメントとして「我々の愛するチャーリー・ワッツが亡くなったことを発表するのは、非常に悲しいことです。本日、ロンドンの病院で家族に囲まれて静かに息を引き取った」と発表した。

 声明では、ワッツさんは「大切な夫、父、祖父」であり、「同世代で最も偉大なドラマーの一人」であったと説明した。

 そして「この困難な時期に、彼の家族、バンドメンバー、親しい友人のプライバシーを尊重していただくこと願う」としている。

 また英公共放送BBCも訃報を速報。同電子版によると、ワッツさんが治療に専念するため、バンドの米国ツアーを欠席すると発表されてから数週間後にこの訃報があったとしている。またBBCによると、ワッツさんは2004年に咽頭がんの治療を受けたことがあるという。

もう1つ。こちらも。

>2021-11-15 21:40       
ストーンズの名ドラマー、チャーリー・ワッツさん追悼『ワン・プラス・ワン』リバイバル上映

 巨匠ジャン=リュック・ゴダール監督がザ・ローリング・ストーンズのレコーディング風景を撮影した伝説の音楽ドキュメンタリー『ワン・プラス・ワン』が、12月3日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町(東京)ほか全国で順次リバイバル上映される。ロック史に残る名曲 「悪魔を憐れむ歌」レコーディング風景の舞台裏を追ったドキュメンタリー。今年8月、80歳で亡くなった偉大なドラマー、チャーリー・ワッツさんのリズムを劇場で体感できる。

 ローリング・ストーンズが1968年に発表したアルバム『ベガーズ・バンケット』。ストーンズが考案したトイレの落書きのジャケットがレコード会社から不採用となり、デザインを巡ってリリースが遅れたのは有名なエピソードだ。そんな紆余曲折を経て発表された同アルバムの1曲目が「Sympathy for the Devil」こと「悪魔を憐れむ歌」。本作は、この曲のレコーディング風景を撮影したもの。

 キース・リチャードは当時ゴダールとの仕事について「俺たちの曲作りと共通するものを感じる」と語っており、ミック・ジャガーは「制作過程をよく記録している」と評価していたという。ゴダールが手がけるドキュメンタリーめいたフィクション映像が交差しながらも、ロック史上に残る名曲と言われる「悪魔を憐れむ歌」誕生の瞬間が、克明に描かれている。

 本作は、ミックとブライアンが向かい合い音を合わせているところから始まる。ボブ・ディラン調のフォークソングから始まり、着々と音ができてくる中、ドラムが刻むリズムはなかなか定まらない。ミックから「まともに叩いてくれよ!」と言われながらも、試行錯誤を繰り返し、ドラムのリズムが徐々に変化していく。最終的にたどり着いたのは、ジャズとサンバが合わさった独特のリズムだ。ここに呪術的な歌詞や叫びなどが重なり、いつ聞いても褪せることのない名曲が誕生した。

 チャーリー・ワッツのドラムスのルーツはジャズにあり、ドラマーを目指すきっかけとなったのは、サックス奏者ジェリー・マリガンがチコ・ハミルトンをドラムに迎えて演奏した1952年の「Walking Shoes」だったという。14歳でドラムセットを親に買ってもらい、16歳からは、街中で演奏をしていた。1980年代後半にはストーンズで演奏する傍ら、スケジュールが許せばジャズのソロアルバムを出すなど、精力的に活動を続けていたという。

 メンバー内では控えめな存在で、ライブのメンバー紹介の時に、隠れてしまいドラムセットだけがそこにある、というほどシャイだったというチャーリー。しかし、本作で奏でる唯一無二のドラムのグルーヴ感は圧倒的な存在感を放ち、メンバー内の核となる存在だったことは一目瞭然。バンド黄金期を迎える若き日のストーンズのレコーディング風景と「悪魔を憐れむ歌」誕生の瞬間を観る貴重な機会となる。

この映画の中では、(元)リーダーのブライアン・ジョーンズ がまるっきり影が薄く、事実彼は撮影されてからほぼ1年後にストーンズを脱退、それからまもなく死を遂げます。事故死か自殺かは不明。

それにしても映画にも出てくるニッキー・ホプキンス も90年代にすでに亡くなっていますが、ついにヤク中や自殺、あるいは事故死などでなく一般の病気でストーンズのメンバーも亡くなる時代になったなあとおもいます。事実脱退メンバーですがビル・ワイマン など今年の誕生日で86歳だしね。ビートルズのジョージ・ハリソンももう21年も前に亡くなっています。彼は、1943年生まれで、ミック・ジャガー とキース・リチャーズ も同じ年の生まれです。下の写真のヴィアゼムスキーもすでにこの世の人でありません。ゴダールは、昨年91歳の誕生日を迎えました。

ビートルズの『レット・イット・ビー 』はすぐ公開されましたが、この映画は78年まで日本で公開されることはありませんでした。いずれにせよこの映画を大きなスクリーンで見ることができるのは大変うれしいことなので、興味のある方は是非どうぞ。ちなみに撮影は、『レット・イット・ビー』と同じ アンソニー・B・リッチモンドが担当しています。DVDも発売中です。


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