ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)

映画、旅、その他について語らせていただきます。
タイトルの由来は、ライプツィヒが私の1番好きな街だからです。

ヒョードルが負けた

2010-06-28 01:39:15 | 格闘技
すいません、このブログで格闘技のタグというのはめったに使用しないんですが、世界がワールドカップばかりが騒がれている先日、興味深い試合がありました。

 



皇帝ともいわれるエメリヤエンコ・ヒョードルが総合格闘技の試合で敗北しました。しかも一本負けです。

【Strikeforce】ヒョードルVSベウドゥム Fedor vs Werdum




ヒョードルを倒すのはアリスター・オーフレイムか誰かなんて話もありましたが、けっきょくブラジル人柔術家ファブリシオ・ヴェウデゥムが三角絞め(もしくはアームバー)で勝ちました。彼は、前出のオーフレイムにも勝っていますから、もしかしたら世界最強の男は彼かも。まあとんでもなく強いやつだということです。

時代の流れというべきかどうかは分かりません。それにしてもやはり時代が動いたということは確かです。これから、ヴェウデゥムには要注目です。
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西島洋介の惨敗を楽しもう

2009-07-31 00:05:09 | 格闘技
Yosuke Nishijima - Press Conference


すいません、すっかりタイミングを逃しましたが、知ったのがつい最近なので今日記事を書きます。

元プロボクサーの西島洋介が、よせばいいものをK-1で、ピーター・アーツに挑戦するそうです。

上の動画は、そのことについての記者会見のものです。

うーん、西島がアーツと戦ったって、手もなく負けるだけでしょう。

大体この人って、煽りビデオで大言壮語して負けてばっかりじゃないですか。

格闘技番組の煽りビデオの大言壮語なんて「お約束」ですから、そんなもん別にどうでもいいですが、この人総合格闘技に挑戦して全部負けていますからねえ。

総合格闘技は向かないということで仕方ないですが、K-1でピーター・アーツねえ。

格が違い過ぎてどうしようもないでしょ。

西島は、07年大みそかにメルヴィン・マヌーフに「KOで決着をつけます」みたいなコメントをしていましたが、ほとんど何もできず失神してしまいました。その後彼の消息を聞くことはありませんでしたが(K-1が誘っているみたいな話はきいていましたが)、もっと闘いやすい相手と試合すればいいのにねえ。



もともとK-1は、ボクサーをスカウトしては、格違いの選手とぶつけてK-1の優位を誇示するというかなりめちゃくちゃなことをやっています。

マイク・ザンビディスに惨敗した鈴木悟しかり、



アルバート・クラウスにまともに戦えなかった大東旭しかり。



要は、2人がK-1にだまされたってことなんですけど、それにしてもね。

で、ぜひここは西島が惨敗するところをみたいですね。勝てっこないんだから、惨敗するのを楽しみましょう。



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こんなんでいいの・・・

2009-05-26 08:03:02 | 格闘技
本日興行される格闘イベントDREAMで、元大リーガーのホセ・カンセコが格闘家デビューするそうです。

天下のカンセコが、そんなのでなくったっていいじゃんねえという気がしますが、たぶん本人がすきなんでしょうね。

元プロ野球選手の人も、K-1にデビューしていますし(でも、最近活躍していませんね。どうしちゃったんでしょうか)、食いつめたとまでは言わずとも、あるときは第二の人生として、またある人は趣味として、これからも引退後に格闘家をめざす元アスリートはけっこう出るかもしれませんね。

実際、ヤンキースの松井は石川県でもトップクラスの柔道選手でした。彼が野球でなく柔道をやっていたら、もしかしたらオリンピックも狙えたかもしれません。少なくとも超トップクラスの選手にはなったでしょう。たとえば清原も、柔道でも相撲でも空手でも、させたらとんでもないすごい選手になったかも。

そういえば、曙もねえ、相撲取りでおとなしくしていればよかったのに、よせばいいものを格闘家になろうとして何とも嘆かわしい状況になってしまいました。やはり、人を殴って金がもらえるというのは、ある種のスポーツマンにとっては夢なのでしょうか。

それにしてもカンセコの相手がチェ・ホンマンというのもなかなか無謀です。

カンセコが勝ったら格闘技の世界は恥もいいとこですし、カンセコがボロ負けしたらこれまたカンセコが気の毒です。

なんかどうも、主催者の狙いがよくわかりません。カンセコが勝ったって負けたって、どっちみちかなりばかばかしい結果しか生まないんじゃないかと思うんですが、後先のことはあんまり考えないで興行しているんでしょうね。

それにしても、カンセコ登場なんて、あまりに客寄せパンダが過ぎるという批判もありますが、しかしカンセコが出れば普段格闘技なんて興味がない人でも少しは興味が生じるかもしれません。けっきょくそれが格闘技をふたたび盛り上げる格好の手段だってことになると、仕方ないでしょうがあんまりいい状況ではありませんね。

さらにミノワマンとボブ・サップとか、いい加減にしろというカードもあります。かつて、ミノワマンて、ミルコ・クロコップから相手にされずすぐに負けなかったっけ。あんまり興味を引くものはありません。

細々と記事を書いている格闘技カテゴリですが、一応私も格闘技は好きなので、これからも折に触れて記事を書いていきます。

2009年5月28日追記:カンセコの試合はやっぱり茶番劇でした。もうすこしましなカードを組んでちょうだいよというところです。ミノワマンがサップに勝つには、足関節しかないと考えていましたが、しかし決まらないだろう(したがってサップが勝つだろう)と考えていましたが、当たりませんでした。なーんかね。あと、ジョー・ウォーレンと山本“KID”徳郁は2-1のスプリット・ディシジョンでしたが、あれは3-0が妥当ですよね…。
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どうでもいい話かもしれませんが

2008-12-09 21:15:11 | 格闘技
先日ネットでいろんな記事を検索していたら、次のような記事を見つけました。2004年1月1日の記事です。たぶんたいていの人にはどうでもいい話でしょうが、個人的には奥さんが気の毒だと思ったので、ちょっと引用してみます。おそらく奥さんの談話を記者がまとめたのでしょうが、奥さんの想いがよく描かれているように思います。


<<離婚の話もした/曙夫人手記

 曙夫人のクリスティーン・麗子さん(32)は、リングサイドで夫の激闘を見守った。曙が角界から総合格闘技の世界へ転身しデビューするまでの不安、喜び、家族の存在などをつづった手記を日刊スポーツに寄せた。

 大将(曙)が倒れて動かなかった時は、本当に怖くなった。手を握って応援していた子供たちも、鼻血を見て泣き出してしまいました。でも彼は後ろに下がらなかったし、立派だったと思います。わずか2カ月の練習期間では仕方ない。しかも初体験。次のチャンスを生かせるよう、これから頑張ればいいんです。

 試合のことを考えるとおかしくなるし、胃が痛くなるから、なるべく考えないようにしてました。チケットの手配、子供の面倒とかをみて。心配してたし、本当は見に行きたくなかった。結婚前に、相撲を観戦して大将が負けて、もう2度と行かないと決めていたので。

 (中略)

 プロレス転向の話は何度もありましたが、本当のスポーツに思えなかった。横綱になった人にやらせたくなかった。何度もケンカして、離婚の話までしたんですよ。

 怖かったのは、ティーンエージャーが親から駄目、駄目と言われて反発するようにならないかでした。怒られるかもしれないけど、大将の頭の中は今でも18歳の男の子のように若いから。それにウチの奥さんが夢をつぶしたとか、オレはやりたかったのに奥さんのおかげでなにもできなかったなんて言われかねない。そんなこと聞きたくなかった。それで今回は彼に任せました。

 親方で協会に残って3年間、相撲を見ていて「オレが今現役だったらみんな倒せるよな」「オレの方が強い」なんて言ってました。でもチャンスがない。「そんなに自信があればやってみたら」って言いました。彼の生活を見て、この方がいいかなと思った。彼も「自信がなかったらこの道を選ばなかった」って。

 協会の給料では親方株(年寄名跡)を手に入れるのも難しかったことも関係しています。相撲には今も未練がありますね。

 相撲のように地方場所がないので、子供たちは喜んでます。家族のきずなは深まりました。クリスマスも一緒でしたから。大将も子供の成長を見守っていけると喜んでます。練習でできたおなかのアザはすごかったけど、こんなことがありました。(長女の)ケイちゃんが心配して「どうしたの」って大将に聞くと、彼が「ママが僕をいじめたんだ」。明るいですよ。

(中略)

 この2カ月、あっという間でした。でも大将が幸せですからそれでいいですよ、私は。毎日顔を合わせて、つまらなそうな顔を見るのはこっちもつらい。暗い顔は見たくない。ヒザは心配だけど、ケガしたら仕方ない。彼の選んだ道だから。私は応援するだけです。

クリスティーン・麗子>>

うーん、奥さんが気の毒ですよねえ。彼女もまさか、自分の夫が身体に刺青を彫りまくったり、世間からかなり馬鹿にされるようになるとは予想していなかったのでしょう。人を見る目がないといえばそれまでですが、それにしてもね。

たとえば記事中

>怒られるかもしれないけど、大将の頭の中は今でも18歳の男の子のように若いから。

ていうくだりは、「私の夫は頭が悪い」って言っているようにしか思えないんですけど。事実、曙はあんまり頭のいい人間ではなさそうです。

でも人間、なかなか将来のことまで見渡すことができないですからねえ・・・・。



それはそうと、この記事の写真を拝見すると、子供さん3人もつれてきているんですね。彼女にもそれなりの覚悟があったのかな。さらに一番右の眼鏡をかけた中年女性は何者なのでしょうね。たぶん奥さんのお母さんでしょうけど、彼女もそうとう複雑な思いだったでしょう。気の毒なことです。

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格闘家になること

2008-10-06 21:42:01 | 格闘技
このブログには、一回だけ格闘技について書いた記事があって、そのため「格闘技」というカテゴリーがあります。その後、格闘技についてはオリンピックの時くらいしか特に触れることもなかったのですが、ついに今日格闘技についての記事を書くことになりました。なんて、べつにどってこともないですけど。

北京オリンピックの柔道100キロ超級で金メダルを取った石井慧が、プロ格闘家になるそうです。

個人的には、次のロンドンに出場してからプロに転向してもいいじゃんと思うのですが、たぶん柔道ではもうやる気が続かないと考えたのでしょうか。大人の考えですから他人がああだこうだ言っても仕方ないですが、もったいないと思います。

たとえば相撲の曙みたいに、「よせばいいものを」とだれもが考えてやっぱり全然どうしようもなかった人もいますからねえ。

もちろん相撲というプロ格闘技から別の世界に入った曙と、柔道というアマチュアからプロ格闘家になる石井ではずいぶん違います。曙よりはだいぶましかもしれませんが・・・。

曙なんか、よせばいいものを体じゅうに刺青なんかほっちゃってねえ。趣味や価値観の問題だからしょうがないですけど、あんまり頭のいい人じゃないですね。石井はなかなか頭がいいみたいですけどね。

それにしてもスポーツって、たとえばサッカーなどは事実上プロとアマになんら垣根はありませんし、だんだんスポーツ界はそのようになっていくと思いますが、格闘技の世界っていうのはプロとアマの壁はまさに絶壁ですから、プロからアマ、アマからプロっていうのはものすごい段差であり移動には一生ものの覚悟が要ります。

石井だっておとなしく柔道選手をやっていれば日本柔道界の最高幹部になったでしょうが、もう彼に柔道界で居場所はありません。極真空手なんて、現役の世界チャンピオンがK-1に出たりもしますが、これもだいぶ制限が緩くなってきたからできるようになったことです。柔道界では、プロに行った人間が柔道に復帰するのはまだまだ難しいでしょう。

時代も変わったのだから、このようなことはある程度の柔軟性がほしいところですが、当分無理でしょうね。

さて、石井のデビューは、うわさによると今年の大みそかにヒョードルとの試合とか。そんなん石井はあっけなく負けちゃうよね。どうせ出るのだから、いきなり大物とでなくじっくりと総合格闘技に適応できるようになってから試合をすればいいと思います。

あ、すいません、このブログの読者の方って、格闘技なんかあんまり興味ないでしょうけど、これからはたまには格闘技の話も書こうかと思います。

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ハイアン・グレイシー死亡

2007-12-17 21:04:43 | 格闘技
ライプツィヒの話を書こうと思ったのですが、個人的にはこのニュースに驚いてしまったので、お休みしてこの記事を書きます。

格闘家のハイアン・グレイシーが亡くなりました。車を強盗(!)して、拘禁中だった警察の留置所で亡くなったそうです。死因は現段階では不明だそうです。




あんな有名人が車を強盗するか・・・と驚いてしまいますが、あるいは窃盗が強盗になってしまったのかもしれません。ろくでもないエピソードに事欠かない彼ですが、なんとも人騒がせな死を遂げてしまいました。

そういえば、プロレスラーのデヴィッド・フォン・エリック(有名なフリッツの息子)が東京で若くして急死したことがありましたが、筋肉増強剤の使用とかの絡みもあるのでしょうか。もちろん詳細はわかりませんが・・・。

ハイアンのラストファイトは、2004年12月31日に開催されたPRIDE 男祭り 2004の安生洋二戦だそうです。ということは彼は、ほぼ3年間格闘の試合はしていなかったことになります。個人的には、このとき安生の腕を腕ひしぎ逆十字でへし折った(安生の腕が180度以上曲がってしまいました)のがとても印象に残っています。グレイシーと因縁のある安生への返り討ちは強烈でした。

2005年に銃が暴発して重傷を負ったとか、そんな話も流れましたが、彼の試合はもっと見たかったなあ。

前記の安生戦の際、「桜庭か吉田(秀彦)と闘いたい」とさかんにアピールしていましたが、桜庭との再戦も吉田との試合もついに実現することはありませんでした。個人的には、彼と吉田の試合はぜひ会場で応援したかったと思います。どっちを応援するのかって? もちろんハイアンですよ。

一種の天才肌の人で、調子のいい時はすごくすばらしい試合をし、悪い時はろくでもない男でした。人間として付き合いたいとは思いませんが、格闘家としては大好きな選手でした。ご冥福を祈ります。
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