拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

ばしこぐでね

2018-03-29 18:38:04 | 言葉
ピエトロ(ドレッシング)のCMで佐々木希さんが「ばしこぐでね」と言っている。秋田弁で、「ばし」=「ウソ」、「こぐ」=「言う」で「ウソを言うな」という意味だそうだ。「ばし」については、はぁそうですか、と納得するだけ。気になったのは「こぐ」だ。元は「こく」なんだろうな。それが訛って「こぐ」になったんだろうな。それは想像がつく。しかし、「こく」=「言う」についてはすぐさま納得するわけにはいかない。なにか近い用法とかが身近にないものだろうか。まず思いついたのは「告る」。でも「告る」なんて言い方をし始めたのは最近のことだ。次に候補にあがったのが「扱(こく)る」。稲のようなものを狭いところにはさんでひきあげる=脱穀するという意味だそうだ。すると、扱って実がこぼれ落ちるようにウソがぼろぼろ出てくる感じなのだろうか。ちょっと無理だなぁ。調査続行。で、ようやく見つけたのが、「体から出る」という意味での「こく」。ウソは口から外に出る。これだ!そう言えばHE(ヘリウムではない)を「こく」と言うではないか。なぜ最初に気がつかなかったんだろう。ということで問題は解決した。HEといえば、中国語で「くまのぷーさん」を「○○○尼」というそうだが、私、最初この文字をちらっと見たとき「尼」を「屁」と見間違えて、そうか、だから「ぷーさん」か、非常に納得したのであった。

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