拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

ガスのこと

2024-04-15 10:02:53 | 日記

奥地の家はプロパン地域だが前所有者(売主)さんは10年前に他に引っ越していた関係でガス契約をしていなかった。さて、私はどうしよう。ガスをひくとなると、給湯器(水漏れ)やコンロ(不点火)を修理・交換しなければならないが物入り。シンプルライフを提唱する稲垣えみ子さんはガス契約をしていないそうな。シャワーぐらいは浴びたいところ、バケツの水を電熱器で温めてそれを簡易シャワーで汲み上げて浴びる「バケツ大作戦」(私の命名)は大成功だった。よし、ガスなしで行こう……

と思っていたのだが、この数年毎冬罹っていたしもやけにこの冬ならなかったのは足立区の現住所でガスをおしまず湯船に浸かったため。稲垣えみ子さんは銭湯に行くというが、奥地に銭湯は見当たらない。やはり浴槽にお湯を張ろう、ガスを引こう、と方針転換。ただし、ガス契約をすれば済むという話ではない。前記の通り、給湯器やコンロを修理・交換しなければならない。どこに話をもっていったらいいのだろうか。ない頭を必死に回転させてもなかなか案が浮かんで来ない(「文殊の知恵」とならないところが独り身の辛さである)。

ようやくひねり出した答えが、いっそのことリフォームしちゃおう、というもの。全とっかえなら何が使えて何が使えないなんて考えなく済む。そのリフォームをどこに頼めばいいんだろ?あっちもこっちも取り替えるんなら物をたくさん売ってる所=家電量販店がいいのではないか、と思い、グーグルでググって一番近い量販店に目星をつけてそこへ行くと、おお!「リフォーム」のコーナーがある(選択は当たった!?)。で、見積もってもらったのだが、問題発生。工事のためにはキッチンのガス管をああしてこうしなければならない、その工事はお客さん(私)が自分でやれ、という。まさか私がドライバー片手にできるわけないから、自分で業者を見つけて依頼しろ、ということなのだが、知らない土地でどんな業者がいるのか皆目分からないのに紹介してくれるわけでもない。それに、工事の内容「ああしてこうして」について口頭でさらさらっと言われたってこちとら素人だ、分からないし覚えられない。業者を見つけたところで何を頼めばいいのか分からない。不適切……ではなく、不親切にもほどがある(選択ははずれた)。

こうした経緯でリフォーム案は頓挫した。で、考えた。どっちにしろガス管の工事とかしなければいけないのなら、ガス会社にガス契約と抱き合わせで設備の整備を頼むのが一番現実的ではないか?全般的なリフォームにはならないが、とりあえず住むのに必要な環境を整えるには絶好ではないか?よし、そうしよう(二度目の方針転換)。すると問題となるのがガス会社の選択。プロガンガスの会社は星の数ほどある。奥地を歩くと、やはり懸案事項を抱えてる関係でプロパンガスのボンベばかりに目がいくが、東京の会社もずいぶん進出している。料金はバラバラだと言う。すると、上記の見積もりマンが某ガス会社を教えてくれた。この地域では勢力があるという。そこで、そこに問合せ。すぐに返事がきた(選択は当たった!?)。ところが、前のガス会社はどこだ?と聞いてきた。前の所有者からは10年間のブランクの前どこと契約してたかは思い出せないと聞いていたからその旨を言うと、なら供給できない、と言う。え?なんで?物理的な問題?それとも契約上な問題?とにかく、ここはダメ(選択ははずれた)。物事がスムーズに運ばないにもほどがある。

なので、別の会社に問い合わせ。その会社は奥地の市町村名を冠した会社。実は、35年前、このあたりに2年間住んでたとき契約していた会社で、例の見積もりマンが某ガス会社の名前を挙げなければ最初に問合せをしたはずの会社である。今度は、別世界に入ったかのごとく話がスムーズに運んだ。ガス契約も、設備に関する事もここに頼むことにした。まだまだ端緒についたばかり。具体的なことは何も決まってないが、ほっと一息である。

因みに、「バケツ大作戦」のために用意したバケツ(22リットル。この容量が絶妙と結論づけた私の判断は絶妙であった)や電熱器や簡易シャワーは足立区の住所に引き揚げて、こちらの給湯器が壊れたときは、そのときこそ給湯器を交換せずにこれらを使ってガスなし生活を送るつもりである。なにせ、こちらの給湯器は、10年に一度計ったようにダメになるのだが、適合する機種が一つしかなく、数年前に交換したときは30万円もした。今はもっと上がってるだろう。そんなモノに出費してなるものか。こういうところも、奥地に家を求めた動機の一つである。え?奥地に本格的に引っ越した後も、現住所を残すのかって?そのことである。自慢じゃないが、現住所は相当に古くてボロい(異性を連れ込めないのはそのせいである)。そうそう売れる代物ではない。仮に、売れても二束三文だろう。だったら残しておく、という選択肢もありうる。それに、どこかの偉い人が「日頃、無駄だと思っていても、災害がおきたときのために避難するスペースを確保しておいた方がいい」と言っていたことも「残す」選択の一助になっている。どうせ、維持費はどっちもただみたいな金額である(唯一、こっちのマンションの管理費だけが不相応に高い。それを考えると、やっぱ売ろうか?となる)。



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