拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

悪霊のシミ(ではなかった)

2024-05-02 07:06:11 | 日記

奥地の家の玄関に怪しいシミがあった。

なんだこれは?もしや、悪霊の印か?考えることが石器時代のワタクシである。

ところがでござる。ドアの上部にはドアクローザー(ドアをゆっくり閉めるアーム状の器具)が付いているが、

あるときドアをうんと広く開いたらそこから油がポタポタ落下する現場を目撃した(現行犯)。そう言えば、このドアは開けて放っておくと大変な勢いで閉まり、バタンと大きな音をたてていた(マンションなら騒音問題になるところだ)。そこでググると、ドアクローザーは油がもれると利かなくなるという情報をゲット。符合した。そうか、ドアクローザーから油が落ちていたのか。それでバタンと言っていたのか。悪霊のシミではなかったのだな。それにしても、人間は、原因の分からない現象に接すると、悪霊の仕業にしがちである。で、陰陽師とかを呼んでお祓いをさせるのである。とにかく、油汚れと分かればそれ相応の対処がある。次に奥地に行ったとき油落とし用の洗浄液を持参し(毎回、なにかしらの荷物を運び入れる。因みに、登山道の整備に必要な機材も、人が背負って人力で運ぶそうである)、シミにかけてブラシでこすった。すると、見られい!

すっかりきれいである。だが、ドアクローザーをそのままにしておくとまた油が落ちる(汚れが落ちても油が落ちるとまた汚れる)。どうせ利かないんだから無用の長物。はずしてしまおうと思い(ネジを全部はずせばはずれるそうだ)、ドライバーをあてたのだが堅くてびくともしない(古いものにありがち)。そこで、はずすのを断念して、油が落ちるのだけを防ごうと百均で買ったシャワーキャップをかぶせた。

モノは使いようである。まさか、シャワーキャップが人間の頭ではなくドアクローザーにかぶせられるとはお釈迦様でも思いつくまい。これで油は落ちなくなった。つうか、現行犯の際、油が出っきったようで、キャップ内にも油が落ちた形跡はない。いずれにせよ、一件落着である。業者を呼べば堅いネジもなんのその、取り替えることもできようが、別にこれがなくても、そっと閉めればいいだけのことである。昔の家の扉にはドアクローザーなどついてなかったのだから。

 

 

 

 

 

 



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2 コメント

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Unknown (snakam55)
2024-05-03 00:00:38
中村です。大変ご無沙汰致しております。我が家も大昔同じ状況になりそのまま放っておいたら暮れの御用納めの日の午後にドアが全く開かなくなりました。焦ってメーカーに連絡したらその日に来てくれて不良品との事で出張費だけで部品代請求されずに交換してくれて九死に一生を得た思いを思い出しました。昔のアドレスにお送りしたところ帰ってきてしまったのでお節介かと思いましたがお知らせした次第です。私のPCのアドレスは変わっておりません。古楽系がブームになっておりチェンバロと生活しております。またお話し出来るのを楽しみにしております。中村真一
Unknown (拝島正子)
2024-05-03 07:04:43
おお!中村さん!本当にお懐かしい。ご無沙汰しております。コメントありがとうございます。そうですか、まったく開かなくなりましたか。すると、私もほっとくのは考え物ですね。はい、私もまたお話できるのを楽しみにしております。

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