拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

むすんでひらいて

2019-07-20 09:52:40 | 音楽
相変わらず吹き替えの声に違和感満載の「大草原の小さな家」。今日はオルデン牧師の声にがっかり。そういえば、今日の放送で、エミーおばさんが自分自身のお通夜(子供を呼び寄せるためのウソのお通夜)のために神父さんを呼んでくれと頼むシーンがあった。え?オルデン牧師がいるのに?と思ったが、そうか、オルデン牧師は牧師さんだからプロテスタント。神父さんはカトリック。エミーおばさんはカトリックの信者さんなんだ。そうすると、日曜日の礼拝はどうしていたのだろう。町には教会が一つしかない。そこはオルデン牧師がしきっている。仕方がないからそこに行くのだろうか。疑問が解消しないまま本題。やはり今日の放送で、子供たちが歌を歌っていた。そのメロディー、どこかで聴いたことがある。ちょっと変わっているけれど「むすんでひらいて」だ!だが歌詞は「ガチョウが死んだ。納屋の向こうで倒れてた」というもの。え?これが元歌?で、調べる。この点に関しては疑問解消。なんとこの歌の作曲者は哲学者のルソー。そのメロディーにはいろんな歌詞が付けられていて、イギリスでは「主よ」(Lord)で始まる賛美歌になり、アメリカに至って「ガチョウが死んだ」になったそうな。それが日本に入ってきて、当初はやはり賛美歌だったが、その後「見渡せば」という日本の四季を歌う歌になり(見渡せば 青やなぎ、花桜 こきまぜて……)、さらに軍歌になり(見渡せば 寄せて来る、敵の大軍 面白や……)、戦後になってようやく「むすんでひらいて」になったそうだ。歌詞によって歌い方も当然変わるだろうねー。「見渡せば」は叙情的に、軍歌は無骨に、「むすんでひらいて」は無邪気に、ってとこか。じゃ「ガチョウが死んだ」はどう歌えばいいんだろう。今日の放送の子供たち(ローラ以外)は楽しそうに歌ってたけど……

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