拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

ルーク受難曲の楽譜が発見された(と書けばジャニュアリー・フール)

2023-01-31 09:18:33 | 音楽

土曜日にロ短調メッセ曲を聴いた後のウォーキングで「けっとばし屋」の前を通ったことは書いたが、そのあたりを別角度で撮った写真をあらためてみると、手前から、ハンバーグ、桜肉(けっとばし)、鳥豚鍋、そして牛丼と続いていて、種類は違えどまさに「肉街道」である。

昨日の記事で、左のこめかに出血の後があったことを書いた記事の続報である。災害の被害は日を追って拡大すると言う。ワタクシの場合も、左足をすりむいていたことが判明。ダメージは左半身に集中している。玄関に新しい血痕も発見した。ドアを開けて玄関に倒れ込み、その際、左半身を打ち、かつ、ポーチの中身をぶちまけた、というストーリーが一番自然である。ま、しかし、これまでの人生を考えれば、些細な出来事である。最近、入れてもらった合唱団の練習で山手線と地下鉄が連絡している某駅に行っているのだが、地下鉄の階段を見ると、学生時代、ここを頭から転落したことを思い出す。映画「蒲田行進曲」に「階段落ち」のシーンがあるが、私の場合はあんなものではない。最後に着地したのは脳天である。それから2週間は口が開かなかった。その際は出血はなかった。出血を伴う出来事と言えば、それより10年くらい後の常磐線の某駅前。こけて道に倒れ込んだのだが、帰宅して鏡を見るとお岩さんの男性版が映っていた(その光景が恐ろしくて失神しそうになった)。翌日、現場に戻ってみると、血痕が残っていた(犯人は現場に戻る、と言うが、被害者も現場に戻るのだろうか)。このことから二つのことが言える。一つは、こういう経験を重ねるたびに確実に脳細胞が切れて一層頭が悪くなった、ということ。もう一つは、それでも死なないできたのだから相当に頭蓋骨が丈夫だということである。

話は変わる。映画「天使と悪魔」を見ていて、人物は「ルーク」と言ってるのに字幕が「ルカ」となっているのを見て、そうか、「ルーク」はルカ受難曲の「ルカ」なんだな、ということを初めて知った。そのことを確認しようと思って「ルーク」でググると、「ルーク・スカイウォーカー」ばかりがヒットした(因みに、昨日「千鳥足」のことを書いた際、チドリのことを知ろうと思って「千鳥」でぐぐったらお笑いの千鳥ばかりがヒットした)。そのルカ受難曲だが、バッハが作曲したのはたしかだが楽譜が失われている。もし、それが発見されたら、これはその世紀を代表する大ニュースである。もし「発見された」と今日書けば「ジャニュアリー・フール」。明日なら「フェブラリー・フール」である(競馬ファンが「フェブラリー……」で思い浮かべるのは「フェブラリー・ステークス」)。ふと思った。「ウソ」なのになぜ「ライ」ではなく「フール」なのだろう。と思って英和辞書(20年前に買ったシャープの電子辞書に内蔵)でひいてみた。「fool」には「ばか」のほか、「おどける」「ふざける」「冗談を言う」と言う意味があるという。そうか、すると「エイプリルフール」は「4月のウソ」というよりも(ましてや「4月バカ」ではなく)、「4月の冗談」ってニュアンスなのだな。おお!このことはドイツ語で一層明らかである。「エイプリルフール」はドイツ語で「Aprilscherz」と言うそうだ。「Scherz」はまさに「冗談」の意味である。因みに「ウソ」は「Lüge」である。

なお、楽譜が失われたのはバッハのルカ受難曲である。シュッツの同名曲の楽譜は現存しており、シュッツ会でも以前歌ったことがある。

 


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