拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

Dona nobis pacem!

2021-01-12 12:11:24 | 音楽


A long time ago,in a galaxy far,far away、スターウォーズが繰り広げられていた。パンデミック帝国に立ち向かうミサソレ平和連合の戦いである。しかし、帝国の脅威はすさまじく、事前に戦線を離脱する平和連合の兵士が後を絶たない。平和連合はグリーン城に立てこもった。しかし、残った兵の士気は高く、防御に余念がない。頻繁に城の窓を開けて空気を入れ換える。防弾マスクをした兵と兵の間にはしっかり距離をとる。そして、「主よ憐れみ給え」の詞で戦いが始まった。「栄光」と叫んで敵陣に切り込む兵士は勝利を「信じ」て疑わない。平和連合は「聖なるかな」、兵士は「褒められるべきかな」。そして、最後に、グリーン城内に響いたのは「我らに平和を与えたまえ」(Dona nobis pacem)。大いなる祈りの歌であった。帝国の脅威の中、この祈りを捧げることができたのは、とーっても有意義なことであった。

以下は、帝国への戦いを皆に呼びかけた名も無き兵士のお話(以下、その兵士を単に「主宰者」という)。主宰者も自ら武器をとった。長さの違う小筒三丁である。更に、防御のための回転風扇も持ちこんだ。そのほか、小筒を支える足三台、作戦見取り図を載せる台一台、戦費を集めるための皿一個(こちらの世界のピザトレイに似ているという噂がある)等々。これらを二つの大袋につめこんでえっちらこっちら歩く様は無様であり(主宰者はミレニアム・ファルコン号のような自前の船を持ってない)、貧乏感がはんぱない。戦いの主宰者は金持ちであるにこしたことはない。しかし、この主宰者は人に恵まれていた。仲間に心から感謝します、とずっと昔、遠い遠い別の銀河系で言っていたそうだ。

因みに、主宰者がグリーン城にはせ参じる途中でこちらの銀河系の富士山にそっくりな山が見えたそうだ。曇ってるのに偽富士山がくっきり見えるんだな、と主宰者は感心したそうだ。


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