拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

第九のソプラノのソロ

2012-12-24 10:19:38 | インポート
浅田真央選手、黒鳥のグラン・パ・ドゥ・ドゥーを使ってたんですねー(昨日の時点で知りませんでした)。でも、一人で滑ってるからパ・ドゥ・アン?第九はソロも合唱も音が高くて(アルトだけ低くてへこんでる感じ)。そんなかでも、大変なのは、ソリストが最後に歌う四重唱でしょうか。ソプラノは「♯ドー♯ファー♯ソー♯ラー、シーシ♯ファー、ファー」。シは2点シ。このシー(fluegelのflue)を、シーーとテヌートしてほしい。次のシ♯ファー(fluegelのgel)のシもたっぷり伸ばしてほしい(ボエームの冷たい手は、ハイCの後のBをいかにしっかり出すかで決まる(もちろんハイCをしっかり出すことが前提ですが))。最後の♯ファも大変です。ロ長調の第5音が一瞬にしてニ長調の第3音になります。きっちり音程を取らないと(他のパートももちろんですが)、現代音楽になっちゃいます。よく、現代音楽になったのを聴きます。最近CSで聴いたクラッシミラ・ストヤノヴァは、透明な声できちーっとした音程で素晴らしかった。私、「ヴァ」がつく女性歌手(東欧の人。この人はブルガリア)は、うまくて美声で好きです。大体、細い声の人が上手く歌いますが、ギネス・ジョーンズあたりの大歌手になると、あのでっかい声で、ここ、ちゃんと歌います(ビブラートはすごいけど。ところで、かのビルギット・ニルソンって第九を歌ったことあるんでしょうか?誰か教えて!)。第九の初演時のソプラノのヘンリエッテ・ゾンタークは当時18歳。ベートーヴェンは、相当鼻の下を伸ばしたらしい。初演時、ベートーヴェンが耳が聞こえないのをいいことにさぼって歌った歌手がいたって話ですが、ゾンターク嬢はどうだったのか?その後、有名な歌手になったそうですが。

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