拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

お役立ちのボエーム(お約束通りブログにしました)

2019-07-27 11:26:11 | 音楽
私は酔っ払うと八割方、これを歌う。ヒント。あるアリアのイントロ。♪ティラリ、ランラーン、ティラリ、ランラーン、ティラリ、ティラリ、ティ、ラ、リ……ポーーン。なに?さっぱり分からない?じゃあドイツ語の音名で(変ニ長調)。♪アスベツェ、ゲスゲース、エフゲスアス、エスエース、デスエスエフ、ツェデスエス、ベ、ツェ、デス……アース。もっと分からない?たしかにドイツ語の音名で書くと奇々怪々である。この歌のいいところ=堂々と異性の手を触れること。だって、そういうスチュエーションだから。ところが昨夜のことである。私が例によってベトルンケンにおなりあそばして(酔っ払って、ということです)、このイントロを歌ったら、私ではなく、向かいに座っていた某君が隣りの某嬢の手をつかみ始めた。あのね。この歌は私のために歌ってるんです。君が思いを遂げるのをお手伝いするつもりで歌ってるんではありません……とも思ったが、しかし、歌は世の中みんなのもの。某君のうれしそうな顔を見たらお役に立ててよかったとも思いましたよ(某嬢は某君の意中の人である)。でもさ、この歌のとおりやるなら、そっと触れなきゃいけないところ、某君の某嬢の手の握り方ははまるで札束を握ってぶん回しているよう。そっと触れられるからミミは「はっ」と言うのだが、あんな風につかまれたら「ぎゃーっ」と叫ばれても仕方がない(某嬢は叫ばなかったが)。そこには苦言を呈しておこう。この夜は、しかし、なかなかの展開であった。会計のためみんなのお金を集めた某さんはレジで両替をしただけで払ったつもりになったらしく、最後に残った私がみんなの分を払うはめになった。因みに某さんはノンアルコールビールを飲んでたから酔っ払ったわけではない。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿