拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

夢の中でもお一人様(川の流れのような国民性)

2021-06-19 06:46:41 | 日記
昨夜、焼き鳥屋で生ビールを飲む夢を見た。いかにわがココロが悪しき禁酒法の改廃を願っているかである。だいたい、これまでだって、お一人様にすら酒を出さないってぇのはまったく意味のない規制だった。いったい、一人で飲んでてどういう感染の危険があるのだ?大声で独り言を言うんなら別だが。こういう、無意味の規制によって飲食店を過度に疲弊させるからいざという時に強い措置がとれなくなるのだ。過度の規制とリバウンドには因果関係おおありのこんこんちきである。そのコロナ禍で悩ましい問題がオリンピック。北野武氏は、かつてオリンピックなどやめちまえと言っていたが、賛成派に鞍替えしたそうである。柔道の国際大会を見てオリンピックも見てみたくなったそうである。国民全体でも、ついこないだまでは反対派の方が多かったが今では逆転している。変わり身の早い国民性の大躍如である。日本の歴史の中では国全体が改革の熱波に覆われたという意味で特異な時期であった明治維新のときですら、昨日まで「攘夷」を叫んでた諸藩がころっと英仏を頼った。♪あーあー、かわのながれのよーにー……である。♪にわかに変わった殿のごきげん……である(この「殿」は、北野武氏ではなく、リゴレットの雇い主のマントヴァ公爵である)。変わり身の早いことでは政治家も同じ。当初、国内での治験をどうのこうのと言って迅速なワクチンの承認に抵抗した野党が、いつの間にか、ワクチンが遅いと言って政府を追及している(こないだの党首討論で、スガさんが控え目にそのことを言っていた。スガさんでよかった。これがアベさんだったら、あの高い声で、「そんなことをおっしゃいますけどね、誰がワクチンを遅らせたんですか?野党の皆さんではありませんか」くらいのことは言っていたろう。だが、早期の承認の必要性をちゃんと説明して野党を説得することを怠った与党にだって責任がある。そもそも、野党の「慎重論」は多くの国民・マスコミの気持ちでもあった。ワクチンだって、今でこそ多くの国民が「早く打ちたい」と言っているが、当初は「怖い、打ちたくない」が大半だった(この点、オリンピックの是非と同じ)。ワタクシは、海外のニュースで、昨年の年末から欧米でワクチン接種が始まるのを見ていて、日本では、ワクチンの安全性に対する危惧ばかり言っていて、ちっとも「接種を急ごう」って話にならないのがもどかしかった。まあ、変わることは悪いことではない。「過ちを正すに憚ることなかれ」である。そして、民主主義においては、政治に対する国民の意思表示は選挙によってする。ワタクシは、次回の選挙においては、各候補者の今回の禁酒法に対するスタンスを投票基準とする所存である。因みに、冒頭の夢においても、ワタクシはお一人様だった。マンボーに移行した後は、東京では二人まではOKだというのに、である。気の利かない夢である。せめて、夢の中くらいランデブーでも良かったのに。すると、脳がこう反論。あんた、そう言うけどねー。なーんにも材料のないところで相手を想像しろったって無理だわさ。むむむ……なお、宇宙船の「ランデブー」(仏語)は英語の「ドッキング」と同義である。そして、私が真に口惜しいのは、こうしたワタクシの戯れ言がそのまますんなりと読者に受け入れられ、誰一人として、イージマさんそんなことを言ってとぼけちゃって、ホントはランデブーのお相手がいるんでしょ、って話にならないことである。

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