ちょっと前、ベルリン・フィルのコンサートマスターの樫本大進さんのリサイタルに行って。曲は、ベートーヴェンの2番、6番、7番、8番のソナタ。有名な5番(春)と9番(クロイツェル)をはずした渋い演目でした。2番は、同じニ長調の2番の交響曲と似てる。6番はイ長調。最初に書かれた終楽章がぶっとんでたんで、差し替えて、で、最初のやつは9番(クロイツェル)の終楽章に転用したそうな。瑞々しい演奏でした。水彩画のような、いろんな楽器の音によくとけるような。子供の頃よく(レコードで)聴いたハイフェッツと対照的な音。ハイフェッツ(超絶技巧でならした。)の音、レコードではどうにも美しくは感じられないで。ぎこぎこした感じだった。生で聴かないと分からないのかな(オペラ歌手を生で聴かないで批評するのは、糸子を交代するくらいの愚の骨頂)。ベートーヴェンの9番のクロイツェル・ソナタの話。名前の由来になったクロイツェル(今風に発音すると、クロイツァー)はヴァイオリスト。ベートーヴェンは最初違うヴァイオリストに献呈するつもりだったのが、それをクロイツァーに代えたのだと(女性問題が原因という説もある。)。不可解な途中交代はここにもあった。もし途中交代がなかったら、トルストイの小説の題名も代わったところでした。
最新の画像[もっと見る]
-
not only 感覚 , but also 技術 21時間前
-
地域のお尋ね猫 4日前
-
地域のお尋ね猫 4日前
-
地域のお尋ね猫 4日前
-
地域のお尋ね猫 4日前
-
地域のお尋ね猫 4日前
-
ウナギはいったん水洗いすると良い件 5日前
-
ウナギはいったん水洗いすると良い件 5日前
-
台地の縁にある山手線の駅群 6日前
-
台地の縁にある山手線の駅群 6日前
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます