拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

噂は大概嘘

2022-01-21 09:21:25 | 日記

いや、そう来ましたか(朝ドラ)。社長の娘がジョーに言い寄るのではなく、周りがあらぬ噂を立てて、他方、ジョーはトランペットが吹けなくなった自分はルイにとって洋梨(アプリコット?)ではなく用無しだと思い込んで別れるためにその噂を利用する。やはり、幸せなだけではドラマにならない。他人の不幸は蜜の味!?ドイツ語学校の教材で、あるオーケストラ奏者(たしかクラリネット)の一日をドイツ語で表現したのがあって、朝起きて、歯磨きして、ごはんを食べて、練習して、演奏して、帰宅して寝る、という内容。え?それだけ?それだけ。これだと教材にはなってもドラマにはなりようがない。因みに、噂のことであるが、本人からすればあり得ないような、びっくりする内容であっても立つ、それが噂である。つまり、噂は大概嘘である(この際だから言っておこう。私の内心について想像をめぐらしているあなた。その想像ははずれてます)。だから、今回の朝ドラで立った噂は、十分立ちそうな噂であった。ところで、ジョーと言えば、矢吹ジョー(あしたのジョー)、宍戸錠(エースのジョー)、ジョセフィーン・マーチ(若草物語の次女のジョー)……といろいろいるが、私にとっては、島村ジョー。サイボーグ009である。さてと。この後に別の本格ネタをもってくると大部になりすぎるから、一点、昨日の記事(料理好きは父譲り)の続きを書こう。私のことをまったく褒めなかった父に一度だけ褒めてもらったことがある。ずっと近寄らないでいた実家に妹の結婚を機に立ち寄ったとき(妹に料理を教える、というのが私に課せられた使命)、パスタを茹でて(元)家族にふるまった。一番シンプルなアーリオ・エ・オーリオであったが、父が口にした途端に「美味いっ」と叫んだ。父は、外で相当飲み歩いた人で、誰かがしゃりに比べてネタが大きすぎてはみ出てるという都内の寿司屋の話をしたときも「知ってる」。家族を一度も連れてったことがないくせに自分一人で美味しい思いをしてたんかい、と家族の反感を買ったものだが、私とは逆に洋食の経験は少なかったようで、家でも外でも(あの程度の)スパゲッティ・アーリオ・エ・オーリオですら食べたことがなかったようだ。