拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

やせ我慢~初滑り

2022-01-06 18:48:55 | 音楽

実は、わが家のこたつは昨年からこわれている。エアコンだけじゃ足下が寒いが、こたつを買い換えるのはやめよう。こたつに入るとだらーっとして人間が堕落する。だから補助暖房としてセラミックファンヒーターを買ったのだが、これがまったく暖かくない。そのくせ電気を食うからブレーカーが二回落ちた。省電力で暖かくなりたければやはりこたつか。だけど……だけど……人間を堕落させるとか言ってあんなにディスっといて、今さらこたつのお世話にはなりたくない。どうしよう?と逡巡していたら、東京が大雪に見舞われた。うー、寒い。もうやせ我慢も限界。ポチろう。と思ったら、なに?アマゾンのプライム会員でも明日来ない?今が寒いというのに。そうだ、近所のホームセンターに行けば持ち帰ることができる。だけど……だけど……欲しいものがないとあんなにディスっといて、今さら近所のホームセンターのお世話にはなりたくない。どうしよう?と逡巡していたら、辺り一面こんなに真っ白になっていよいよ冷えてきた。

うー、寒い。もうやせ我慢も限界。店頭で買って、両手でかかえて持ち帰ろうと思ったら、店先で早速こけた。雪道、あなどることなかれ。今期初滑りである。でも、こたつはしっかりかかえて離さなかった(亡き母の亡き母(祖母)は、戦中、食べるものがなく、野山に野草を摘みにいって崖から転落したが、手に握りしめた野草は決して離さなかったそうである)。幸い、雪がクッションになったらしく、打ち身の一つもない。帰宅後、すぐ組み立てて出来上がり。

こうして、わが家に「ぬくもり」が戻ってきた。やっぱり冬はコタツに限る……ってどのクチが言ってんのかって?このクチだよこのクチ。このクチで、週末はテナーになってシューマンを歌います。


そうだ!ウィーンに行こう!

2022-01-06 09:32:51 | 日記
「サマーフェスタ」は「夏の音楽祭」って訳すくらいだから、「お祭りみたいなもの」であるのはたしかである。今回の朝ドラで、ジャズ人気が高まるんだろうなぁ。ルイ・アームストロング人気も。中学のとき、ジャズファンだという女子に、私が知ってるジャズ奏者の唯一の名前である「ルイ・アームストロング」を言ったら、「古っ」と馬鹿にされたが、その屈辱も半世紀ぶりに晴らせそうである。さて。昨日のブログに「塵も積もれば山となる」と書いた。その一つの例がわが家のラー油。大昔の小瓶がなかなか減らなかったが、毎朝のラーメンに二滴ずつ入れていたらようやく空になった。あとは、レジ袋の山である。ゴミ捨てのたんびに使っているが、全量消化まで道半ば。でも諦めずがんばる。昨日のブログには、青学の下級生の「先輩のせいで負けた」は文字としておこすとディスってるように見えるがそこに愛があればディスったことにならない、とも書いた。その反対もある。年末年始に、某アナ(某指揮者の息子殿の妻殿で、ブラタモリをきっかけにブレークし、出世街道まっしぐらの某アナ)が、料亭の大将から料理を教わる番組があったのだが、某アナの盛り付けに対して大将が「良くできてますよ」。これ、文字としておこすと褒め言葉だが、某アナの表情は沈み、「大将のお気には召さなかったようだ」とのナレーションが入る。そう言えば大将は京都の人だった。「いけず」でぐぐると「京都」がずらっと並ぶ県民性(京都の方、これはfar,far away, in a galaxy(遠い、遠いかなたの別の銀河系)の京都の話です。あしからず)。楽器の音がうるさくても「お上手どすなー」と言うそうである(「どす」は大阪では「だす」になるということを教えてくれたのは朝ドラ「アサが来た」)。だからだー(じゃ、京都の人に「うるさい」と言われたら、それはどういう意味なのだろう)。そう言えば、ドイツ語学校で、ドイツ人の先生と日本人の生徒たちの間で、京都人の「いけず」の話が出たら、ウィーンの人も似てるって話になって(far,far away, in a galaxyのウィーンです)、すると先生が「ボクの同僚は京都が大好き。そう言えば、彼はウィーン出身だった」と言って、一同えらく納得したことがある。そう言えば、マドンナが竹下景子のとき、寅さんは竹下景子が「ウィーンに行く」というのを勝手に「湯布院に行く」と勘違いして、ウィーンについていったっけ(パスポートはどうしたんだろう)。そうだ、京都に行こう!というCMがあった。どうせなら、ウィーンに行こう!その前に、とりあえず京都に行くのもよい。中学の修学旅行は京都・奈良だった。私が新幹線に乗ったのはそのときが初めて。新横浜駅を「がったん」とも「ごっとん」とも言わず気がついたらリリースしたのが驚きだった(横浜線の電車とは随分違っていた)。だが、京都・奈良の街について記憶に残っているものはない。それから随分経って今から20年くらい前に京都・奈良を旅行したときのことはよく覚えている。京都は東側(清水寺、銀閣寺等々)を巡り、奈良では鹿にせんべいをあげた。今度京都に行くときは西の方の金閣寺のあたりに行ってみたい。実は、私、京都は奈良のように内陸の海なし県(府)だとばかり思っていた。北の方の京丹後が海に面していると知ったのは近年のことである。で、そこにお住まいの方々は、海藻(水溶性食物繊維)をたくさん摂っているので長生きなのだそうだ。