アウトドアな日常

インドアからアウトドアへのススメ

反・幸福論

2021年08月16日 | 本と雑誌 その2

「反・幸福論」(佐伯啓思著)を読む

アメリカとの開戦時、小林秀雄は神風が吹いたという例えをしました。日本が敗戦を喫した時、折口信夫は神はいなくなったということを記しました。

戦後、日本にはカミがいなくなって自然から畏怖の念が消えて、自然を粗末に扱い人々は都会が桃源郷と思い、そちらへ向かいました。

お金という価値基準が人間の価値と勘違いをして、幸福というものが三種の神器というものに代わり、モノを持てばシアワセになれると高度成長を迎えます。

カントの言葉を引用しています。「これに反して長期にわたる平和は、商人気質をこそ旺盛にするが、しかしそれとともに卑しい利己心、怯懦(きょうだ・臆病という意)や懦弱(だじゃく・臆病)の風をはびこらせて、国民の心意を低劣にするのが一般である」

古来、自然とは今日の言葉だと「じねん」という呼ばれ方をし、「しぜん」というい呼び名は、災害とか脅威といった事象のことを指した言葉であったそうです。ですので、そういったことと表裏一体であったのでしょう。日本のような災害の多い国では、それも自然の枠組みのひとつであったのでしょう。

豊かになった代わりに、人は「死」というものと無縁になり、それはないものとみなし振舞うけど、自然の驚異や死というものを受け入れたのなら、もっと人は幸福感を持つことができるのではないだろうか。

それがまさしく畏怖であり、カミであると思うのである。

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フィボナッチ数列

2021年08月14日 | 日記 3

自然の神秘さがよくわかる動画です。

 

 

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田中正造

2021年08月13日 | 絵 その12

私が最も尊敬できるお一人です。

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カエルとヤマメ

2021年08月10日 | 渓流

カエルも好きなので、出会えると小躍りしてしまいます。今回はヤマメとも珍しく絡んでいました。

ただし、この場所はイワナの棲む領域なのでヤマメ入るのは不自然なのです。

温暖化の影響で、水温20度以上では棲むことができないイワナにとっては、ますます生きづらくなるし、繁殖力の強い(私の主観)ヤマメに駆逐されてしまう可能性もあります。

 

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一期一会

2021年08月09日 | 渓流

カメラを沈めたら、すぐ横にヤマメがいました。これでも警戒心を持たれないことがあります。

1回沈めて確認出来て、2回目を沈めようとすると逃げ込まれることがよくあります。ですので、欲をかいて撮影することはありません。

一期一会そんなかたちの出会いです。

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