アウトドアな日常

インドアからアウトドアへのススメ

今思えば・・

2006年08月18日 | 自転車
060818



ちょっとした上り坂を駆け上がる。
いつもは一番軽いギアを選び上っていたが、今回は一段重くしても大丈夫であった。
知らぬ間に脚力がついたのであろう。

水場が待ち構えているのは嬉しい。
顔を洗い、首筋も潤おう。

スピードを出すことはなくなった。
ギアを重くして、のんびりと漕ぐことが多くなった。


初めて自転車でツーリングに行ったのは、奥多摩湖までの日帰り往復であった。
高校生であった僕は、バイトで貯めたお金で、8万円のランドナーを買った。
そのお披露目を友人と共に行ったわけだ。

友人は、ロードレーサー。
走り慣れた脚力と共に初心者の僕を引っ張ってくれるはずであったのに、僕は終始、先頭を走っていたような気がする。
今思えば、この友人には言いたいことがある。言わないけど・・

小学生の頃は、先生を敬っていた。
敬うことが「学習」であるので、それはそれでいいのだが、年齢を重ねると敬うに値する先生であったのかと思う時もある。

人は正直であればいいと思う。
時には、正直は愚直である・・という言われ方もされるであろう。
一番いけないのは、相手は何も知らないからこうしてやろう・・と思うことであろう。
でも、時間の経過が一番の先生であったわけだ。

心地よい記憶は、正直さから生まれてくるような気がする。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

収穫

2006年08月15日 | アウトドアエッセイ
060815a
060815b



今夏、2度目の毛バリの流し釣りに行ってきたのですが、20分程で3尾の収穫でした。
ウグイ2尾のアブラハヤ1尾でした。アブラハヤは逃げてしまいました。

1度流したら、せめてアタリがなくては退屈で仕方ありません。(一番釣れる時間帯なので)
今回は、さほどアタリもありませんでした。
その理由を考えてみると、川遊びに来ていた人達が魚を散らしてしまった、そもそも魚影がない・・といったことが考えられます。
僕の腕ですって!?腕なんて関係ありません。(笑)

この辺りでアブラハヤが釣れたのには驚きました。
初めてですね。
油っぽい魚なのでアブラハヤと命名されたそうですが、食べては美味しくないと聞きましたがどうなんでしょ。

川で気付いたのが、苔が汚いということです。
川の環境が影響されているのでしょうね。
その苔を鮎が食べているのですから、味も落ちるのかもしれません。

今回は、ハリのカエシは潰しました。
カエシが無くたって釣れるものは釣れます。
腕だよ!(嘘)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

一瞬の恋

2006年08月13日 | アウトドアエッセイ
060812





かつて自転車で旅行中、九州で電車に乗る機会があり、こちらは輪行スタイル、顔は真っ黒、そんな容姿で乗り込み、いつものようにドア側の邪魔にならないようなスペースに自転車を置きました。

電車の中は、ほぼ満員で、かといって喧噪さはなく、どこかのんびりとしたムードでした。
1m位離れた場所で、その女性はつり革につかまり、華奢な身体を支えていました。

いつしか僕は、その化粧っ気のない女性を見つめていました。
視線が合うわけではなく、だからといって見つめていいわけではなく、それでも見つめざるをえない程、僕はこの人に恋をしてしまったのである。一瞬だけど・・
おそらく、いや絶対に、この女性は見つめられていたことを知っていたであろう。



季節は夏、ノースリーブの露出した肌がなんとも眩しく、始まりや終わりがあるわけでもない一瞬の恋でした。

追記
絵を入れてみました。
イメージが違いますね~。(自分で描いておきながら)
日本的な、おっとりとした綺麗な女(ひと)でした。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

毛バリの流し釣り 実践編

2006年08月08日 | アウトドアエッセイ
060808a
060808b



鮎釣りの人達が帰り支度をしている時に僕は竿と仕掛けを取り出した。

1投目は緊張する瞬間だ。
「1投目は釣れるはずだ」しかし、ヒットせず。

何度か毛バリを流しているとヒットした。しかしバレた。
魚信を感じることが出来れば、もう釣れたのも同然。

膝まで水に浸かり、慎重に毛バリを流す。
とうとう釣り上げることができた。
6~7センチのウグイだが、こうした命に接することは大事なことだ。

30分程で小さいが4~5匹の釣果。アタリはその2倍。
ハリにカエシがあるので外しずらいし魚を傷つけてしまう、今度来る時はカエシは潰しておこう。

魚は全て逃がした。しかし食べてあげるということも必要なのかもしれない。

渓流魚の場合は、石で頭を殴るか、指で頭を叩くかで一撃でシメル。
その方が魚が苦しまないし、血が全身に回らなくて美味しく食べられるからだ。
その後、内臓を抜き、血あい(肝臓)を爪で落とし、エラをむしり取る。
直ぐさま塩を魚に塗りビニールに入れて持ち帰る。
これが僕のやり方だ。

人は、命を摘んで生きている。
この時ばかりは痛感する。
だから、命を摘む時は、手を合わせる。

辺りは徐々に暗さを増していく。
これからが一番良い時で竿を納めた。
お楽しみは今後にとっておこう。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

亀田世界タイトルマッチ

2006年08月06日 | 日記・エッセイ・コラム
僕は、こうみえてもボクシングファンなのである。(熱狂的なファンではないけどね)

今回の世界戦でバッシングされていますが、採点方法が理解されていないというのが原因でしょう。
ラウンドごとに優劣をつけなくてはならない採点方法だったのですが、相手に大きなダメージをつけても10対9、有効なパンチを2、3発当てただけでも10対9。
印象としては大きな差になります。

1ラウンドごとの採点でも、ラストにいいパンチを当てただけでも好印象に映りますが、プロであったらトータルとして見ますよね。

素人目でも相手の選手の方が勝っていたという意見もありますが、やはり素人は印象として見てしまいますよね。素人が悪いというのではなく、むしろ僕は素人感覚の方が好きだったりします。

野球観戦でもそうですが、野球好きであったらスコアブックを付けながら観戦するといいます。
結果だけではない何かが、そこに記されますよね。

今回のタイトルマッチでも、音量を消して1分ごとの優劣をつけながら、もう一度見直してみると違った見方ができるかもしれません。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする