アウトドアな日常

インドアからアウトドアへのススメ

2009年07月24日 | 読書日記 その6
「虫捕る子だけが生き残る」 養老猛司、池田清彦、奥本大三郎著 小学館新書

普通の虫が減っいるというくだりには、人間の生活がこうした虫にも多大な影響を与えているということを実感させます。
ミツバチや虫ではないけどスズメなど、ごく身近な生物が少なくなって、有機農法でも虫が寄り付かなくなっているそうです。

ぶなも自然更新しなくなり、その大きな原因は温暖化であり、虫の生活圏も大きく変わる。

林道なども鋪装してあるのとないのとでは、虫の数が大きく変わってくるそうです。
食物連鎖の最下層にいる虫たちの動向を見ているだけで、地球の自然の変化がよく見えてきそうです。

「虫も殺さぬ顔して、人を殺しちゃしょうがない」
というセリフには、思わず微笑してしまうけど、切実な言葉だったりもする。

この本を読んでいたら、ゴキブリを殺すことが悪いことのような気がします。
害虫ではないそうですし、タマムシみたいに綺麗な色に進化してくれないかなあ。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする