新緑が煌めいて・・・徒歩約15分の公園にて
世間では大型連休に突入したとか・・・
ぐずついていた天気がうそのように晴れ渡って、戸外でお昼を食べたくなりました。
でも、出かける前に、5月1日からの稽古に備え風炉の準備をしておかなくてはなりません。
その日は風もなく、絶好の風炉灰の入れ替え時でした。
ベランダに出て、風炉灰を100メッシュの篩で篩うこと小1時間。
唐銅道安風炉へ灰が入りました。
「さぁて・・・釜はどれにしようかしら?」
箱が無く、棚に置いてあった責紐釜が目に留まり、責紐釜の久しぶりの登場です。
五徳を据え、釜に合わせて高さを調整します。釜の羽が風炉の上部より少し見えるくらいが良い・・・と記憶していますが、流派によって羽の高さ(位置)については違いがあるそうです。
灰形も続いて整えたいところですが、今日はここまでにします。
一度に頑張ると腰に負担が掛かるので、少しずつ分けてやることにしています。
近くの公園の藤が満開とのことで、散歩へ出かけました。
コンビニへ寄って、助六弁当1個、おにぎり2個、牛乳と野菜ジュースの紙パックを買いました。
家々の庭の花木が美しく、木香薔薇、花水木、ジャスミンが目を惹き、クレマチスも白や紫やピンクの花を咲かせています。
向こうから自転車を引いた女性がやってきました。
荷台に大きな筍がたくさん入っています。
「筍がいっぱいありますね・・・分けていただけませんか?」
思わず声をかけました。
すると、女の人は笑顔になって
「どうぞどうぞ・・・後ろにも積んでいますので見てください。
朝採りなので柔らかく美味しいですよ」
近所の農家の方で、朝採りの筍を頼まれて届ける途中だったようです。
中くらいの筍を2本選ぶと、小さいのを1本おまけしてくれて千円。
今年は筍に縁がないのかしら・・・と思っていたので超嬉しい出来事でした。
満開の藤棚の下でランチを
かわいい殿様バッタを見つけました
公園の藤棚に着くと、紫色の藤の花が満開で甘い芳香を放っています。
藤と言えば京都の「鳥羽の藤」を思い出しますが、こちらの藤は長く垂れ下がらない種類のようです。
藤棚の下のベンチでランチにしました。
大きな公園なので大勢人が来ているかしら?と思ったのですが、私たち二人だけで静かなものです。
帰ってからすぐに筍を茹でて、煮物、筍御飯、味噌汁など筍づくしが嬉しく満喫しています。