7月5日は文月の自主稽古の日でした。
10時過ぎに自転車で一保堂へ。
お店には外人観光客20名ほどが溢れていて・・・びっくりしていると、
すかさず店内から現われた男性がテキパキと応対、さすが京都の老舗です。
すっきりとした渋みが旨さを引き立たせる「青雲」を購入しました。
一保堂裏にある菓子舗「松彌」へ寄って、「金魚」を3匹連れ帰りました。
この時季になると、味わいたくなる和菓子の一つです。
「一保堂」
京都は連日蒸し暑く、気温は30℃以上、湿度は90%以上です。
正直、着物をきたくありません・・・。
暑いけど真剣だった夏期講習会を思い出して気持を引き締め直し、
ブルーグレーの絽の着物と百合の絵柄の帯を締め、
冷房と冷茶を用意してお二人を迎えました。
すると、濃い色目の涼しげな着物姿でいらっしゃいました。
「梶の葉」
Sさんが「祇園守り」と梶の葉を持ってきてくださいました。
「祇園守り」は、祇園祭の頃に咲く白い大輪の木槿で、
唐子のような花しべが豪華です。
早速、賀茂川の花入へいけたのですが、一日花なので
写真を撮る頃にはしぼみかけてしまい、残念!
「シロギオンマモリ」
文月の課目は、
真之行・台子点前、大円之真・台子点前、茶通箱です。
さらに明日の稽古(先生宅)で茶通箱付花月が担当になっているので
四畳半花月でお付き合いを願いました。
真之行と大円之真を続いて稽古したので、
その違いや曖昧な箇所もわかり、質問も出ました。
質問が出ると、意見交換し、それでもわからない場合は宿題になります。
習い方が違っている場合もありますので、意見を横並びにして、
その中から「私はこうかしら・・・」と、自分で選んでもらいます。
順番はだいぶ身についてきましたので、その先(?)の質問が飛び交います。
例えば、膝行の時の目線は?
真で火箸を杓立から一本ずつ取り置きするのは何故?
茶筅を筅皿の上方に置く位置は真之行と大円之真では違うのか?
違うとしたらその理由は?
揉み手の仕方と目線は?・・・などなど。
宿題は各自持ち帰り、回答が出ると、次回の稽古またはメールで
教え合うことにしています。
1ヶ月先の稽古より、鉄が熱いうちのメールの方が嬉しいです。
涼しげな「金魚」(松彌製)
茶通箱の稽古は台子をそのまま使うことになり、
「わん けん ばし・・」と、頭の体操をしながら
茶通箱の点前と花月の違いを考えながら、汗をいっぱいかきました。
次に三人で四畳半で茶通箱付花月です。
初めての経験でしたが、全員お役をこなして、
これはこれで充実していたような・・・来月も宜しくお願いします!
暑いから
文月の自主稽古
床 「心清寿年長」 紫野 宗興和尚
花 利休草 ブラックベリー 紫の小菊
花入 鉄製釣り花入
台子と皆具一式など
茶 青雲(一保堂) 丹頂の昔(一保堂)
菓子 金魚(松彌製) 浮島(暁庵製) アメリカンチェリー
自主稽古 前へ 次へ