暁庵の茶事クロスロード

茶事が好きです。茶事の持つ無限の可能性に魅了されて楽しんでいます。2015年2月に京都から終の棲家の横浜へ戻りました。

「惜春のコラボ茶会」の準備中です

2023年04月20日 | 茶事・茶会(2015年~自会記録)

      (朴の花が咲いていました・・・散歩道の公園にて撮影)

 

長らくブログをお休みしていましたが、いかがお過ごしでしょうか?

お休みしていた内にソメイヨシノや八重桜が散り急ぎ、早や藤の花や牡丹が満開です。今年の春はなんて!速足で去っていくのでしょうか・・・。

4月23日(日)に「惜春のコラボ茶会」を開催するので、暁庵はただ今忙しく過ごしています。

ずっ~と前からお近くに住む小堀遠州流Yさまと、気軽でアットホームなコラボ茶会が出来たら・・・と夢見ていたのですが、ついに実現することになりました。

Yさまの橘楽庵と暁庵でそれぞれ薄茶席を設け、惜春の半日をお客さまに楽しんでいただこう・・・と思っています。

 

    (鬱金桜の花房・・・浅黄色ですが最終的にはピンク色になります)

・・・それから、茶会というとなかなか社中の方が席へ入って楽しめないことをいつも申し訳なく思っていました。それで、今回は午前と午後で入れ替わり、全員がスタッフにもお客さまにもなれるようになっています。

Yさまの小堀遠州流と暁庵の裏千家流では道具や点前はもちろんのこと、席中の作法(例えば亭主へのお声掛け、道具拝見のタイミングなど)が違いますので、橘楽庵では小堀遠州流の方、暁庵では裏千家流の方へ正客と詰をお願いすることにしました。

(そうすれば、どちらの流派のお席でも真ん中に入った方は気楽にそれぞれの流儀の仕方でお茶を飲んで、くつろいでいただけるかしら・・・)

特に炭手前はびっくりするほど違いますので、出来る範囲で炭手前を茶会で拝見できるように工夫したり、それぞれの流派独特の趣向を盛り込むなど、Yさまと一緒に楽しみながら準備中です。

 

       (白い牡丹の花・・・気品があって華やかですね)

・・・それから、暁庵の道具組ですが「ないものはない」と割り切って(居直って?)、とにかく「あるもの」であれこれ思い悩みながら楽しんでいます。

薄茶の茶碗を社中の方にお持ち出しして頂きました。

「この茶碗で薄茶一服飲んでいただきたい!」と思う茶碗を選んでね・・・と私。

お気に入りの一碗、ご縁があった作家さんの作品、転勤途中で出合った茶碗、春の花に思いを寄せた一椀、旅の思い出の一碗、詩銘のついた茶碗など・・・それぞれ茶碗の持ち主の想いがあふれる茶碗がお客さまをお待ちしています。・・・

あとはお天気でしょうか・・・またはで、暑くもなく寒くもなく、雨は降らずに、ベランダの腰掛待合で新緑を楽しんでいただければ言うことなしです。

 

     (熊谷草・くまがいそうを発見・・・散歩道の公園にて)

 

  「惜春のコラボ茶会」

   暁庵の第1席(初炭と薄茶)へ  暁庵の第2席(花所望)と第3席(後炭)へ 

   暁庵の第4席(香と薄茶)へ   橘楽庵の第4席へ


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