MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

実のなき柿の柿紅葉

2015年11月25日 | あらかると

寒気の襲来で昼の気温が10℃以下という真冬並の一日となり、
しかも雨模様の曇天の一日だった。

今日の寒さは昨日の予報で知ったため、昨日は部屋の大掃除とともに、
炬燵をセッテングした。
畳の部屋に厚手のカーペットを2枚敷き、
炬燵掛け布団と余っている寝具の掛け布団を掛けたが、
こうすることにより熱が外に逃げず熱効率が良くなる。
さらに、
炬燵の中は体温だけで温かくなり、電気を入れなくてもすみ、
結果的には省電力にもなっている。


閑話休題

昨夜の雨ときょうの雨で7割近くは散ってしまったが、
団地内にある豆柿の紅葉が例年になく素晴らしかった。

午後の光が差し込んで順光でも素晴らしい柿紅葉だったが(巻頭の写真)、
やはり紅葉の写真的な面白さは、逆光にこそあるように思う。


後方には8階建ての団地が建っているため、どうしても写りこんでしまうが、
アングルや望遠レンズや広角レンズにより、何とか処理してみたが・・・


広角レンズではやはり写りこむ。
が・・・・
写りこんでいる最上階がわが棲家なのである。


この柿の木は二本の樹に囲まれていて日当たりが悪いためか、
あまり実をつけることがなく、柿の葉が落ちるころには実も落ちてしまうので、
ここに越して十数年経つにも拘らず、葉の落ちた後に残る熟柿を見たことがない。


近隣の実の多くなっている柿は葉もつけているが、
栄養分を実に取られてしまうためか、落葉も早い。


残っている葉も、紅葉せずに散り熟柿だけが残っている。


もしかすると「柿紅葉」はあまり実をつけないことで出現するのかもしれない。
そういえばベランダの4年目の実生柿も実はならなかったが、
見事に紅葉していた。
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雨後の落葉と青松虫など

2015年11月24日 | 大町公園(市川市動植物園)にて

夜来の雨は朝方に上がり薄日も差してきた。
天気予報に寄ると午前中から晴れ間が見られるとのことで、
近隣をポタリングし、5日ぶりに大町公園に入った。

公園入り口近くにあったアオキの実が、いくらか赤みを帯びてきていて、
雨のしずくが付いていた。


藪椿もまたしっとりと濡れ、花の少ないこの時期の貴重な被写体となる。
手持ち撮影なので、フラッシュを焚いているが、
三脚を利用してじっくりと撮りたいと思うほどの雰囲気があった。


そして・・・・
気になっていた2頭の「ムラサキツバメ」は、今日もほぼ定位置に止まっていた。


ベンチのある休憩所を通りかかると、
フィンスの金具の上に緑の葉のようなものが掛っていたので、
「落葉」であろうと思いつつも確認に行くと、キリギリスのような虫だった。


帰宅後調べてみると虫の名前は「青松虫(アオマツムシ)」で、
近接撮影しても逃げることはなかった。
下の写真は「逆光」で撮ったものだが・・・・・


光に透けた頭部の一部や脚などはまさにエメラルドグリーンで、
生きた宝石のようであった。


撮影中に手元が狂って触角に触ってしまったが、
触った箇所が風にも揺れるような先端だったため、
逃げ出すようなことはなかった。
ということで、真正面からの写真も撮ってみた。


巻頭の写真は、落葉が進む団地の庭で、
雨上がりのため樹木の幹は濡れて黒く、落葉とのハーモニーが面白い。
油絵に出来そうな光景である。
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ムラサキツバメが定位置で越冬準備?

2015年11月23日 | あらかると

11月12日に発見した、越冬する蝶で知られている2頭のムラサキシジミは、
19日までほぼ定位置で過ごしているのを確認している(巻頭の写真19日撮影)。
しかし、
現在の場所は落葉する葉の上で、この場所での越冬は出来ず、
いずれ他の場所に移動することになる。

19日は朝から日差しが在り、写真を撮りながら観察して居ると、
2頭のうち1頭が葉を離れて飛び立ってしまった。
仕方なく残った一頭を近接撮影。


飛び立った1頭は周辺を回遊してまもなくほぼ真下の草叢に止まり、
翅を広げて日光浴を始めた。
青紫に輝く模様から、この個体がメスのムラサキシジミであることが判る。


3分ほどして元の場所に戻ったが、下の写真左側の蝶がそのメスの蝶で、
翅の先端に黒い斑点のような模様が見られる。
右側のもう一頭の雌雄の別は不明だが、何となくオスの様である。


12日に撮った下の写真では、翅の先端に黒い班のある左側が雌であり、


16日には1頭しか居なかったが、これもメスだったことが判った。


2頭並んでカメラ目線状態のものが、1cmマクロ撮影で得られたが、
触覚から翅までピントが合っており、
コンデジの「被写界深度」の深さがこのような撮影には適しているようである。
で・・・・
越冬中は手で触れても逃げ無いと言う話を聞いたが、
逃げないのではなく、低温のため動けないのである。


明日は午後から天気が回復し日差しもあるようなので、
条件が合えば観察に行こうと思うが、まだ居るのであろうか?


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黄落の木道

2015年11月21日 | 写真俳句

楓などの紅葉に比べればやや劣る欅や橡などの黄葉だが、
雑木林を埋めるほどの「黄落(こうらく)」は、秋ならではのものである。

これらの落ち葉は、昔はかき集めて竈などの焚きつけなどに利用されたり、
苗床などで自然に発酵させ、肥料として利用していたのである。
が・・・・
今は使う人もいないから、散るに任せている光景が多くなった。

いつもの散歩道の木道にも黄落があり、夜来の雨に折り重なっていた。
雨が降らなければ風に寄って散らされていたかもしれない、
濡れた黄落の自然の1シーンは、絵画的でもありかそけくもある。


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上空を飛行する総理大臣搭乗の政府専用ジャンボ機など

2015年11月20日 | あらかると

バブル時代と言うものがあった。
その当時はよく外国に遊びに行っていたことを思い出す。
週末に美味しい焼肉が食べたいといっては同僚を誘って韓国へ飛んだり、
京都大学を卒業したという台湾在住の陳社長に誘われては、
年末やお盆休みなどに台北や花蓮に飛んだ。

上空を飛んでいる旅客機を見るとそんな昔のことが思われ、
も一度ぐらいは欧州に行ってみたいと思う。

大町公園は羽田空港が近いこともあって、
南風が吹くと低空で上空を通過する旅客機を見ることが出来、
南風ではなくても離陸して北上する旅客機を多く目にすることができる。

昨日は雨後と言うこともあって空が澄み、
高々度を飛行する機影までも綺麗に見ることができた。

「19日09時43分撮影」
高々度を東から西へ飛行中で、尾翼の青い色から、大韓航空機のようである。


「19日09時56分撮影」
羽田国際空港を離陸して間もないJAL機(機体番号JA771J)


「19日10時37分撮影」
高々度を東から西へ飛行中。
機体の色などから検索するとエア・香港の機体のようだったが、
エア香港はジャンボ機を保有せず、更に時間をかけて検索し、
「ポーラーエアカーゴ」の機体と判明した。


「19日13時16分撮影」
前回も紹介している「ルフトハンザドイツ航空」の新型ジャンボで、
以前何度か搭乗した事のある747-400型よりもスマートである。
この頃には薄雲がかかり、鮮明な画像を得られなかった。

今はこの機に乗ってドイツに行けたらと思っているのだが・・・・・


「13日10時48分、21世紀の森と広場にて撮影」
ジャンボ機で日の丸のマークがある・・・・と言うことは日本の航空機だが、
日本からはジャンボ旅客機は無くなっているはずなのに・・・更に機体番号がない。
ということで・・・・・長時間のネット検索が始まった。


結果は「日本政府専用機」で、13日の飛行記録を探すと・・・・

「Fly Team」のニュース記事
「防衛省は2015年11月13日(金)から11月17日(火)まで、政府専用機を運航します。
安倍首相がトルコ・イスタンブールで開催されるG20アンタルヤ・サミットに出席するため、トルコへ運航されます。
政府専用機は11月13日(金)に羽田空港を出発しており、同日にイスタンブールに到着、
11月14日にイスタンブールを出発し、アンタルヤに移動し、11月17日に羽田空港に帰着する予定です 」とあった。

つまりこの航空機には、安部首相が搭乗していたのである。

「10月18日16時59分、ベランダにて撮影」
機体の後部に塗装があることから、アシアナ航空の旅客機のようである。
機体が夕日に輝いているのがいい。
サンセットフライトは私もソウルからの帰りに経験しているが、
太陽は冬の筋状の雲の向こう側に消えていった。


巻頭の写真は11月5日16時44分に撮影。
上部左側には韓国機と思われる飛行機雲、
上部中央には、飛行機雲から変化した1条の雲が流れている。
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