MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

食べごろになってきた木苺

2009年05月21日 | たべもの・料理
春先に咲いていた木苺が実りの季節を迎えている。野生にも拘らずたくさんの実をつけているので今年は豊作のようである。

上の写真は畑に植えられていた木苺で「カジイチゴ」。枝などの棘が無く、収穫には楽そうである。一粒つまんでみたが、ほのかに甘みがあって癖の無い味がした。生食するよりはジャムなどに加工するとよいかもしれない。

下の写真は「ナワシロイチゴ」。まだ花の時期であり実るのは6月中旬ごろか。ネットで調べたところ赤い実がなるらしい。又不思議なことに開いている花が殆ど無く、写真の左下にある雄蕊と雌蕊が露出した状態が開花のようである。


下の写真は「モミジイチゴ」で、葉の形が楓と似ているのでその名前が付けられた。葉や枝にびっしりと棘があり、どこを触っても痛い。車の往来が多い道路際にあったので試食は出来なかった。


今回見ることができたのはこの3種類の木苺だったが、過去に木苺を食べたことが無かったので、すべての名前がわからずネット検索により情報を得た。
自然の森の中の山荘でのんびりと木苺ジャムや桑の実のジャムなどを作るのもいいかもしれない。

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スイートピー(写真俳句)

2009年05月20日 | 写真俳句

スイートピーは「SWEET PEA」(甘いえんどう豆)であり、和名では、麝香豌豆、匂い豌豆、麝香連理草と呼ばれる(日本大歳時記より)。連理は「連理の枝」からの引用かと思われ辞書を引いたが、残念ながら私が常用している「日本語大辞典」には和名すべてが掲載されておらず、詳細は不明。

句中の「爪紅」は、鳳仙花の和名が「爪紅(つまくれない)」であることから、二重季語を避けるため「つめくれない」と読む。
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葱坊主から葱坊主が・・・

2009年05月19日 | あらかると

今年は葱が豊作の為か、葱坊主の出た葱畑をあちこちに見かける。葱としては「葱坊主(葱の花)」が出てしまっては芯が硬くなって商品にならない。やがてゴミとして処分される。
豊作のため市場に出せば安くて人件費どころか箱代にもならない、そんな状態を防ぐため、生産調整が行なわれているのかもしれない。それゆえにスーパーなどの価格は一向に下がることは無いのだ。

白菜などは温暖化の影響で結球しないから、品不足で高値をつけている。生産地が変わらない限り高値が続くと思われるが、地方地方によって特産があるから急には転作できない。産地には産地の技術の蓄積もあるのだ。
農業をしている友人は、豊作になるとトラック一台分運んでも、やっと箱代が出る程度で人件費を考えると確実に赤字になるという。しかし、他の産地が不作になると70万円にもなるのだそうだ。そればかりではない、高値のときは畑まで商社が買い付けに来るという。

葱坊主から、子葱坊主が生まれたという珍しい状態の葱を発見したので撮影。葱坊主となって種が出来、雨など水分を吸収して発芽してそのまま葱坊主となったものであろう。

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大南風(おおみなみ・写真俳句)

2009年05月17日 | 写真俳句

昼ごろから強くなった南風は、23時を過ぎても続いている。
強い風にあおられた新緑は、大海原の波にもまれるかのごとくゆれている。強風で裏返った葉は白く輝き、一瞬窓際を明るくした。

このような強風は季語で言う「青嵐・あおあらし」かと思っていたが、青嵐はむしろ薫風に近い風のようで、「大南風・おおみなみ」というのが正しかった。

下の写真は晴れ渡った日の静かな状態にある「同じ場所の」新緑の様子である。
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ノイバラの花(写真俳句)

2009年05月16日 | 写真俳句

ノイバラの花弁はハート型をしているが、綺麗なハート型となると意外に少ない。
綺麗なハート型を撮ろうとすると、雄蕊の先端が綺麗な黄色でなかったり、画面構成もうまく取れなかったりする。

被写体があってあれやこれや考えているときは楽しいものだが、独りになってつらつら考えると、あれもしたいこれもしたいと「したい」ことが多すぎて、取捨選択に迷っている自分がいる。
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