MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

スイカズラ(写真短歌)

2009年05月24日 | 写真短歌
昨日と同じ題材だが、思いは廻って若き日の出会いに突き当たった。
「男女」は当て字で「ふたり」と詠むが、茨城の歌人「横瀬夜雨」が「お才」という詩で「男女居てさえ筑波の山に霧が懸かれば淋しいもの・・・(漢字や送り仮名は原詩とは異なります)」と歌っている。

筑波山は深田久弥の「日本の百名山」にも選ばれており、山頂から見る関東平野は広大で、「関八州を睥睨(へいげい)す(母校校歌)」る気分が味わえるのである。男体山と女体山の二峰からなり、此の辺が「男女・ふたり」の語源であろう。

筑波山には、男女川(みなのがわ)と名づけられた川があって「横綱・男女川」の四股名はこの川を呼んだ百人一首「つくばねの 峰よりおつる みなの川 こひぞつもりて 渕となりぬる 陽成院」に由来するといわれている。

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