今日、迷宮入りしそうな一つの悩ましい案件が解決しました。
11月24日のブログ「秋の野の花」で、
名前が不明だった野菊はキク科ムカシヨモギ属の「エリゲロン」と特定できたのです。
別名が豊富で、「ぺらぺら嫁菜」「源平小菊」「洋種アズマギク」、
「メキシコ雛菊」「ぺらぺらヒメジョオン」などで、
「ムカシヨモギの花」の画像検索中に見つけました。
いろいろと検索して「カワラノギク」や「アズマギク」ではないかと詳細を比較すると、
どこかが違っている。
結局行き着いたところは「カントウヨメナ」の秋咲きだったが・・・やはり違っていた。
最初に発見したものは11月22日の園内整理で刈られてしまいましたが、
離れた場所に・・・・2輪咲いているのを今日の散歩中に再発見。
最初は白い花が咲き、やがて赤く色づいて来るという特徴や、
開花したばかりのときは集合花(花弁の中にある種となるの部分)が緑色であることなどから、
特定することが出来ました。もともとは園芸品種のようで市販されています。
下は今日発見(21世紀の森では始めて)した花で、
ヂシバリやニガナの花に似ているのに、幹は草というよりは木質に近く、
花の付き方も集団だったことから撮影し調べてみた。
結果は雌蕊や花柄(かへい)の形状などから、
「オオニガナ」と判明。
余り見ていないのも道理で、
2000年に環境省レッドデータブックでは絶滅危惧II類 (VU)に指定されていた。
が・・・2012年8月のレッドリストでは、個体数が多いため、ランク外となっている。
恐らく公園の手入れで切られたのであろう切り株。
この切り株の横から数本の枝が出ていてその先端付近に咲いていた。
花が一箇所に沢山ついているのは、
成長期に切られたために吸収した栄養分が集中したものと考えられる。
21世紀の森と広場には何十回も行っているが、
散歩するコースは限られており、暇に任せて隅々を逍遥していると、
思わぬ出会いが待っているのである。
これは、なにも公園に限ったことではなく、
毎日のように同じコースを歩き、同じ電車の同じ車両に乗ったりしている通勤者にも言えることで、
通勤路を少し変更するだけで見えてく世界が違ってくるのである。