MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

野鳥を撮る(国分川上流)

2013年11月27日 | あらかると

紅葉の時期となり、
近隣の大町公園、21世紀の森と広場、八柱霊園の楓が見頃を迎えている。

楓が逆光で真紅に輝く写真も面白いが、
もののあわれを感じられる齢となり、
加齢とともに「ちりもみじ」を撮ることのほうが多くなった。

ということで散紅葉にはまだ早く、
近隣を2時間ほどポタリング。

国分川の上流(松戸市紙敷)は毎年越冬鴨が飛来する地であるが、
「鳥専」では無いので余り撮ることもなかったが、
土手下の直ぐのところにいるとなるとやはり撮ることになる。

撮りながら観察していると鴨の行動に変化のあることに気付いた。

下の尾長鴨は「見張り役」のようで、
他の鴨達はのんびりと毛づくろいや仮眠中であるのに、
私が写真を撮っている間、私から視線をはずすことが無かった。


二羽が緊張しているように見えるが、
これは「犬」の散歩をしている人が私の後ろを通過したときで、
10羽近く居た鴨達は殆ど立ち上がっていた。
ということは人より「犬」の方が天敵なのであろう。


で・・・・
対岸に人影の無いときに、対岸から鴨の群れを撮ると、
警戒心は解かれているようで、思い思いに過ごしていた。


川の中では、嘴広鴨(ハシビロガモ)が、川底の藻類を食べていた。
撮る位置を変えながら逆光の中に閉じ込めてみた。


鴨の動きで生じる波紋もまた抽象的なデザインのようで面白い。


ダイサギ(大鷺・巻頭の写真も)は留鳥なので良く見かけるが警戒心は強く、
普通に自転車で通過する分には逃げないが、
自転車を止めると捕食行動を止め、こちらを注視し、
カメラを構えたりすると飛び立っていってしまう。


上記の一枚を撮った直後に飛び去っていった。


アオサギはさらに警戒心が強いようで、カメラを構えたと同時に飛び立ったが、
むしろ写真として欲しいのはこの構図である。
ちなみに水元公園のアオサギは人に慣れているため、個体によっては5m前後まで近寄れる。

野鳥撮りは初心者なので、シャッタースピードが400分の1秒では被写体がブレた。


アオサギは日本で見られるサギの中では最大だが、
その殆どは羽毛で、体重は2kg以下しかないという。
翅を広げると1.7m前後あるというから、飛び方も勇壮である。


この時期の国分川では他に、、
コガモ、千鳥、小鷺、中鷺、ヒドリガモ、鶺鴒、カワウ、翡翠、雀などを見ることができる。
時季によっては雉やオオタカも飛来している。
コメント