紅葉の時期となり、
近隣の大町公園、21世紀の森と広場、八柱霊園の楓が見頃を迎えている。
楓が逆光で真紅に輝く写真も面白いが、
もののあわれを感じられる齢となり、
加齢とともに「ちりもみじ」を撮ることのほうが多くなった。
ということで散紅葉にはまだ早く、
近隣を2時間ほどポタリング。
国分川の上流(松戸市紙敷)は毎年越冬鴨が飛来する地であるが、
「鳥専」では無いので余り撮ることもなかったが、
土手下の直ぐのところにいるとなるとやはり撮ることになる。
撮りながら観察していると鴨の行動に変化のあることに気付いた。
下の尾長鴨は「見張り役」のようで、
他の鴨達はのんびりと毛づくろいや仮眠中であるのに、
私が写真を撮っている間、私から視線をはずすことが無かった。
二羽が緊張しているように見えるが、
これは「犬」の散歩をしている人が私の後ろを通過したときで、
10羽近く居た鴨達は殆ど立ち上がっていた。
ということは人より「犬」の方が天敵なのであろう。
で・・・・
対岸に人影の無いときに、対岸から鴨の群れを撮ると、
警戒心は解かれているようで、思い思いに過ごしていた。
川の中では、嘴広鴨(ハシビロガモ)が、川底の藻類を食べていた。
撮る位置を変えながら逆光の中に閉じ込めてみた。
鴨の動きで生じる波紋もまた抽象的なデザインのようで面白い。
ダイサギ(大鷺・巻頭の写真も)は留鳥なので良く見かけるが警戒心は強く、
普通に自転車で通過する分には逃げないが、
自転車を止めると捕食行動を止め、こちらを注視し、
カメラを構えたりすると飛び立っていってしまう。
上記の一枚を撮った直後に飛び去っていった。
アオサギはさらに警戒心が強いようで、カメラを構えたと同時に飛び立ったが、
むしろ写真として欲しいのはこの構図である。
ちなみに水元公園のアオサギは人に慣れているため、個体によっては5m前後まで近寄れる。
野鳥撮りは初心者なので、シャッタースピードが400分の1秒では被写体がブレた。
アオサギは日本で見られるサギの中では最大だが、
その殆どは羽毛で、体重は2kg以下しかないという。
翅を広げると1.7m前後あるというから、飛び方も勇壮である。
この時期の国分川では他に、、
コガモ、千鳥、小鷺、中鷺、ヒドリガモ、鶺鴒、カワウ、翡翠、雀などを見ることができる。
時季によっては雉やオオタカも飛来している。