MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

ヤブカンゾウ(忘れ草)と「金針菜」

2013年07月06日 | 21世紀の森と広場で(松戸)

本日、気象庁は「関東甲信地方は梅雨明けしたと思われる」と、
事実上の梅雨明け宣言を出した。
関東の梅雨明けは平年より15日早く統計開始以来4番目の早さとのことで、
今後1週間は東・西日本の広い範囲で最高気温が30度以上の日が続くと予想している。

当地も昼前後には快晴となり真夏の日差しが降り注いだ。
が、やや強めの南風が吹いていたので、
風が汗を飛ばし体温の上昇を抑えるため「熱中症の心配は無かろう」と、
21世紀の森と広場に行ってきた。

公園内は相変わらず「ハルジオン」が目立つが、
夏の花の蓮や向日葵が咲き始め、コスモスも咲いていた。

里の茶屋(休業中)近くのハルジオン群生地の中ではヤブカンゾウが、
オレンジの花を咲かせて目立っていた。


野草園にもヤブカンゾウは咲いていた。


ヤブカンゾウの花は一日で萎んでしまうことから「忘れ草」との名がついたようだが、
実際には2、3日程度は開花しているようである。

また蕾は「食用」になり、
台湾では乾燥したものを「金針菜(キンシンサイ)」として売られていて、
以前「嘉儀・阿里山周遊」の折にお土産として持ち帰ったことがある。
(台湾国内では阿里山で採れた「金針菜」が最高品質といわれている)

中華スープの具として食べたが、ほのかな甘みがあり、
しゃきしゃきとした歯ざわりがいかにも食物繊維といった感じで、
きゃら蕗を噛んだ時のような食感があった。

貧血に効能があるようなので、むしろ女性にお勧めの食べ物のようである。
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