久しぶりに訪れた大町公園で、
産卵中の「オンブバッタ」を発見した。
それも朽ち始めた木製の手摺の割れ目の中で・・・
少し離れたところでも産卵中だった。
さらにこれから朽木の穴に入って行きそうなもう一匹。
カメラを近づけても逃げないので、
何をしているのか覗いてみると産卵のために、
材木が朽ちて風化した土のような中に尻尾を差し込んでいたのである。
それにしても何故、地上から6~70cmの高さにある朽木の中が産卵場所だったのか?
もしかすると
台風の多い年は草木の上部に卵を産むという蟷螂のような、
予知能力のようなものがオンブバッタにもあるのかもしれない?
5月には同じ場所で「ハキリバチ」が、
千切った葉を持ち込んで産卵していたが、
何か虫達にとって都合の良い環境となっているのだろうか?
足を止めてちょっと見つめれば不思議な自然界が見えてくるのに、
不思議で終わることばかりである。
巻頭の写真は、台風余波の強めの風を耐えていたトンボで、
風の強弱に合わせて翅を上下させ、体のバランスを保っていた。