天気予報によると今日が暑さの峠のようで、
明日からは30℃を下回る秋らしい気候が続くと予想され、
しかも・・・
4日間続いた突然の雨も今日は心配なしとの予報。
と言うことで早速カメラを担いで近くの21世紀の森と広場へ・・・・
4日間も家から一歩も出ておらず極端な運動不足だったので、
足慣らし程度の1時間ほどの散歩となった。
散歩中、樹木の枝落し作業をしている近くを通ったのだが、
枝が落とされたとき一緒に落ちてきたと思われる何かが、
目の前を飛んで行って、2mほど先の地面に降りた。
緑色の昆虫だったのでクツワムシかアオマツムシ、
あるいはショウジョウバッタの類だろうと、
確認のため近づいたが、相手は当たり前のように逃げた。
毎日手入れされている公園なので回りには草叢らしきものはない。
と言うことは追いかければよいわけで、
2度ほど追いかけると相手は逃げるのをやめた。
で・・・逃げるのに疲れたのか体を横たえていた。
なぜ横になったまま動かなかったのか?
後でわかったことなのだが、
この昆虫は「クダマキモドキ」といい樹上を生活の場にしているという。
樹上と言えば緑の葉で覆われており、
クダマキモドキにとっては緑色が最も安心できる色だったため、
すぐ傍の緑色の草に体を同化させていたのであろう。
触ると流石に逃げたが、今度は2~30cm先の緑の苔の上で休んでいた。
でまずは後ろからパチリ。
翅は木の葉の葉脈のような美しい模様が付いていた。
次は目の前からぱちり。
小さな目が怒っているようにも見えたが・・・・
モデルになってもらったのに、
このまま地上にいては小鳥の餌になりかねないので、
近くの樹の幹へ移動してパチリ。
なんとなく、安心したような目付きになっていた。
で・・・・
樹の幹の色では安心できないようで、
ゆっくりだが休むことなく樹上をめがけて歩いていった(巻頭の写真)。
「クダマキモドキ」の「クダマキ」とは「クツワムシの別名」で、
クツワムシのような虫だから「モドキ」の名が付いたようである。