MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

樹々をさまよう法師ゼミ

2012年09月15日 | 写真俳句

昨日の朝、前庭の樹で「つくつく法師」が弱々しく鳴いていた。
2,3度鳴いては移動を繰り返していたが、やがて聞こえなくなった。
このところ朝夕が涼しくなったことから、
その急な気温の変化に驚いてしまったのかもしれない。

私は現役時代、事前の内示も無く「名古屋転勤」の辞令を受けたことがあり、
受けた私はびっくりして街中を彷徨ったものだが、
彷徨ってみた所で決めるのは自分なのである。

その転勤がいかに重要な使命を帯びていたのかは、
社長へ転勤の挨拶を行った時に知ることになったのだが・・・

が・・・・
虫は自然の移ろいには勝てず、彷徨ってみた所で何の解決にもならない・・・
そんな「法師ゼミの彷徨い」は「あはれ」と言うほかないのである。

その法師ゼミの鳴き声は今朝は聞こえなかった。
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