港区まち創り研究会(まち研)ブログ

港区まち創り研究会の活動の状況やまちづくりについての様々な情報をお伝えします。
海外の街あるきの報告もあります。

高輪子ども中高生プラザのへいの設置について

2013-08-13 09:02:52 | 高輪地区のできごと
高輪子ども中高生プラザの境界には、今までは低い植え込みと樹木が植えられていた。前の道を通ると植え込みの緑や花が目にさわやかに映り心地よかった。港区もセンスがあると感心していた。
 ところが、最近どういうわけか突然へいが設置され、中の緑も全く見えなくなってしまった。中が見えないということは、人が隠れていてもわからないので防犯上の危険もあるという。町会の方からどうしてへいを設置したのかとよく聞かれるが、私も事前に相談を受けたこともなく返答のしようがなかった。この施設を利用している子どもからも、まるで監獄にいるようだという感想もある。
 このへいのデザインもおしゃれな建物になじまず、全くセンスが感じられない。暑い夏の日には息苦しい感じすらする。

以前の状態。植え込みが心地よい。

以前の状態。入り口の感じも明るい。

監獄のようなへいのデザイン

暑苦しいへい

へいの詳細
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港区区民協働ガイドラインワークショップに参加しました

2013-08-12 08:42:04 | 港区のできごとあれこれ
港区では、これから区民協働ガイドラインを策定するので、8月11日ワークショップを開催し区民の意見を聞く会が催されました。まち研から安藤、松本が参加しました。
 港区で区民協働を積極的に進めようとする姿勢は好感が持てます。区民にやや高圧的と評判の悪かった港区の行政も少しずつ変わりつつあることがわかります。
 地域振興課の経過説明の後、講師の安藤雄太氏から講話があり、協働事例としてあざぶ達人倶楽部の方の説明がありました。
 安藤雄太氏の講話では、行政と区民協働で大事な次の3つのことの提示がありました。
①  お互い対等な関係にあること
②  お互いの特性を理解し、生かせる仕組みを考える
③  お互い解決を目指す課題や目標が共有できる
行政の行動は法律や公平性などしばられている制約条件が多いことなどの説明もありました。
あざぶ達人倶楽部では清沢さん、高柳さんが説明されました。お二人とも以前から面識があり、特に高柳さんはまち研とはつながりのある方です。
公募の区民は70名ほどで、いずれも意欲のある方ばかりで頼もしく感じました。
意見のまとめ方はワールドカフェという方法で、5,6名が1テーブルを囲み、お互い意見をいいあいながら下の模造紙に気がついたことを書き、またテーブルのメンバーの一部の人が他のテーブルに移って議論します。最後に、委託業者の方が各テーブルの意見をまとめて発表します。この方式の利点は、カフェの気分で大事なことが議論できる、メンバーを交換することによって、全員の方と知り合うことができるとのことでした。
何回もかけて議論してまとめていくには、この方法は効果的だと思いますが、たった一日の議論をまとめるにはちよっと無理があると思いました。まあ、お試しの段階です。
私は、高松桜まつりを例にいろいろな組織と協働した体験を話しましたが、他の方でもいろいろな組織との協働を考えている人もいることがわかりました。
あざぶ達人倶楽部、高松桜まつりなど、まず区民から発想し、行政や他の組織と協働していく事業はうまくいく例が多いと思います。また、どんな組織でも協働をしにくくする枠組みがあるので、それを乗り越えていくには協働する事業の目的をはっきりさせることが大切だと思いました。
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東京湾大華火大会に行ってきました

2013-08-11 08:19:40 | 港区のできごとあれこれ
8月10日、例年の行事で地域の仲間たちと東京湾大華火大会に行ってきました。
今年は、東京でも37度を超える猛暑日でしたが、海の側まで来ると、さすがに涼しい風がきて花火観賞を楽しめます。花火は皆で飲み食べながら、わいわい見るのが最高です。今年は、最初から豪華に打ち上げ花火を連発し、見る人を飽きさせないような演出になっています。いろいろ変わった形になる花火もあり、工夫が感じられます。フィナーレの花火も豪華でした。終わってからが大変で、人ごみで遠回りをし40分以上も歩いて田町駅にたどりつきました。


大きいです

色が多彩です

次から次へと

次々に

紫がすてきです

手持ちできれいにとれました

フィナーレの豪華な花火です
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第6回デジタルアーカイブ実行委員会が開催されました

2013-08-10 06:48:54 | 高輪地区のできごと
今回の主なテーマは今年と来年の成果物の内容と今年これから行われるワークショップの内容の議論でした。
 来年の成果物の企画として、安藤が提案したIpadを利用した展示も加えていただきました。予算がつけば実現できると思います。楽しみです。
 ワークショップについては、古い貴重な写真を持っている方をどうみつけだすか、またその方をどうしたらワークショップに参加していただくかが大きな課題です。貴重な写真を持っている方でワークショップには参加できない方でも、貴重な写真はお借りしたいです。
 2回目のワークショップで講話していただける方についても、まだ講話の内容が決まっていません。
 ともかく、今まで経験のない事業なので、集まった写真をみながら全体のストーリーを決めていくことになりそうです。
 ワークショップ参加者募集の素敵なちらしができました。ぜひ、応募をお願いします。
また、貴重な写真を持っている方をご紹介いただいても結構です。
 また、港区のホームページに掲載されたデジタルアーカイブの写真のアクセスは、順調に増えており予想された月間アクセス数を大きく上回っています。区のホームページの記事のアクセス数としては異例の多さだそうです。

 ワークショップ参加者募集のちらしを掲載します。

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みなと第九を歌う会の発会式が開催されました

2013-08-08 09:27:38 | みなと第九を歌う会
昨日(8月7日)、みなと第九を歌う会の発会式が東海大学高輪キャンパスで行われました。
心配していた申込者の数も90名を超え、さらに追加で応募される方もいらっしゃるので100名の目標は達成されそうです。
田部さんの司会でスムーズに発会式が進行しました。その後、山口先生の初指導がありました。
きれいなよく通る声でてきぱき指導されました。
山口先生はカウンターテナーの声なので女性のソプラノから男性のバスまで指導できます。
最初はドイツ語の発音の仕方が重点でした。
家から歩いて5分の場所で日本の一流の指導者から第九の指導を受けられるなんて、ほんとに夢のようです。
おちこぼれにならないよう、しっかり練習したいです。

発会式の様子です。崖先生のお顔も見えます
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日本の街から4----釧路市と毛綱毅曠氏の建築

2013-08-06 09:33:27 | 建築
一部の有名な建築家以外では、実力があっても仕事に恵まれている建築家は少ない。
 地域で建築家を育てることはできないのであろうか。地域で建築家も一定の仕事量も確保されれば、設計に力を入れることができる。また、自分の作品が近くにあれば、その作品に責任を感じるし、また、増改築や修理など、ずっと建築のメインテナンスにかかわることができる。そんな建築家をコミュニティ・アーキテクトという。
 毛綱氏も釧路市を土台にしたコミュニティ・アーキテクトの一人である。
毛綱毅曠氏は釧路市出身で釧路市には彼の作品が数多くある。
 釧路市が毛綱氏を育て、毛綱氏が釧路市の個性をつくったとも言える。
残念なことに、毛綱氏は2013年に他界された。
2011年、釧路市に寄った時に毛綱氏の作品のいくつか見に行く。毛綱氏は機能では説明できない独特の形態を持つ建築である。
釧路市立博物館は、建築学会賞の受賞作品である。たんちょうつるをモチーフにシンメトリーで独特の形態を持つ。
フィッシャマンズワーフや釧路市立東中学校なども見る。
設計段階では施主とぶつかることが多かったようだが、妥協せず独特な形態につくりあげていく努力に敬意を表したい。
今では、彼の作品が釧路市の観光拠点となっている。


釧路市立博物館

釧路市立博物館

釧路市立博物館 サイドから見る

釧路市立東中学校

釧路市立東中学校 リズミカルな構成

釧路キャッスルホテル

フィッシャマンズワーフ

フィッシャマンズワーフ
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御田八幡神社のお祭りが開催されました

2013-08-05 07:03:47 | 港区のできごとあれこれ
8月4日(日)御田八幡神社のお祭りが開催されました。
例年行われるお祭りで、屋台やイベント、大抽選会などがあります。私の所属する松ケ丘会でも屋台のお店の手伝いをしています。
今年は、スーパーボールすくいのお店のお手伝いをしました。夕方4時から始めましたが次から次へお子さん連れの家族が来られて、5時半ころにはスーパーボールがなくなってしまうほどの盛況でした。お祭りはやはりお子さんが主役です。お子さんが多いとお祭りが盛り上がります。
イベントもいろいろあったようですが、お店の方が忙しくあまり見ることはできませんでした。見たイベントでは、御田小学校の生徒さんたちの和太鼓はポーズが決まっており勇壮でした。高松桜まつりに比べて、きちんとした舞台があるのはうらやましい。

神社の境内に屋台が並びます

スーパーボールや金魚すくいのお店は大賑わいです

和太鼓の演技です
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日本の街から3----飛騨高山

2013-08-03 09:55:00 | 日本の街から
飛騨高山市は、大学の吉阪研究室の時代に研究テーマとして何度か訪れたことがあった。
 戸沼幸市先生以下お寺にみんなで寝泊まりした。その時、研究室に在籍していたドイツ人の研究者も一緒に泊まった記憶がある。当時はまだあまり注目されてなく、訪れる観光客も少なかった。街も古い街並みは残っていたが、地味なたたずまいであった。
 全体の構成は多分京都を模してつくられたと思われる。真中に流れる古川を中心に碁盤目状に道路が配置されている。
 それから40年ぶりに2009年に飛騨高山市を訪れて驚いた。観光客で街はあふれていた。それも外国人が多かった。なんでもここ何年間で外国人観光客が5倍になったそうである。
 旅館にも大勢の外国人が泊まっており、それもほとんどヨーロッパやアメリカの外国人であった。外国の雑誌などに紹介されているそうである。
 また、街の雰囲気も一変していた。歴史のある街なみに加えて、個々のお店が飾り付け、小道具、植物などできめ細かく演出し日本らしい美しい街並みに変えていた。一つ一つのお店の個性がありまた街全体の統一感がある。一人のデザイナーでつくられた街ではなく街の人の一人一人が参加して、この街をつくりあげた素晴らしさがある。ちょっとした工夫が街の隅々にあふれており、日本の街の美しさを表現している。
また、どの家も植木鉢などに植栽し、みどりがあふれているのもよい。朝顔は行政で配布されているのか、統一されている。
外国人が大勢くるわけである。ここに至るまでに、時間はかかっていると思いが、莫大な投資はなされてはいないと思う。こつこつ、全員参加型でつくられた街ではないだろうか。
 まちづくりというと、何か大きな開発を想像してしまうが、決してそうではない。今まで積み重ねた歴史的財産を生かし、それを地域の多くの人が参加して少しずつ、少しずつ良くしていくことそれが本当のまちづくりであると思う。飛騨高山はそのひとつの手本であると考えられる。

川沿いに並ぶ屋台とまちなみ

古い街並みが続く

植木鉢や看板など小道具が街を引き立てている

植栽の選び方、看板の出し方などきめ細かい配慮が感じられる

古い家を引き立てている装飾。

冷たい飲料水を入れている器やベンチが親しみを与えている

のれんの色、小さな看板が魅力的

植栽、あかりなど小道具の演出

ベンチや水車の車のデザインがよい

あかりのデザインが個性的

花や植物を入れる鉢のデザインがよい

神経の行き届いた植栽

飾り、小道具

朝顔は市で支給しているのかも

朝顔

朝顔の飾り方に工夫

のれん、小道具の飾り方がよい

のれんの色が日本的。植栽が豊富。

蔵も修復されている

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世界の街から99----ニューヨーク建築雑感

2013-08-02 12:02:42 | アメリカの街から
ニューヨークの滞在日数も多くはないので、建築については、通り一遍の印象でしかないが感じたことをまとめてみる。

○建築寿命が長い
 1930年代に建てられたクライスラービルもエンパイアステートビルも未だに健在でニューヨークのシンボルでありつづけている。世界の富が集積するニューヨークなので古いビルはどんどん取り壊されると思うが、意外にそうではない。50年以上も前に建てられたあのシーグラムビルは周囲の建物とは別格に気品があり、高い家賃を維持している。
 1983年に建てられた赤坂プリンスホテル、1993年に建てられた旧日本長期信用銀行本店ビルの建て替えが決まった日本とは大違いである。

 ○増改築やリノベーションする建物が多い
 このブログで紹介した、MOMAの美術館、ブルックリン美術館、ルイヴィトンニューヨーク5番街店、プラット・インスティート・ヒギンスホール、イサム・ノグチ・ガーデンミュージアム、ハーストタワーなどみな増改築やリノベーションしたものである。既存のストックをうまく活用し価値を高めていく発想はすごい。
日本は確かに地震国であり、耐震化する技術が進歩しているので建て替えの話がでることは仕方がないこともあるが、既存の建物の価値を認めまた、それをうまく活用しようとする発想が少ないことも確かである。

○建物を覆う外皮のデザインが新しい表情を与えている
 ニューヨークタイムスビル、ニューミュージアム、MOMA美術館、ルイ・ヴィトンニューヨーク5番街店のルーバーが印象的である。
 これからの建築はむきだしの外壁、ガラスだけではなく、それを覆うルーバーなど外皮のデザインが建物の印象に大きな影響を与える。

○超高層ビルが林立する街について
 超高層ビルが林立する街は圧迫感や道の暗さがあり、やはり私はなじめないが、香港などの雑然、混乱した感じはなく、ある種の統一感がある。建築の規制がきちんと機能しているのであろう。


クライスラービル アールデコの超高層ビル

超高層ビルの林立

超高層ビルも統一感がある
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みなと第九を歌う会の実行委員会が開催されました

2013-08-01 22:47:05 | みなと第九を歌う会
7月31日、合唱を指導される山口浩史先生、崖圭子先生をお迎えしての実行委員会が開催されました。山口先生、イタリアから帰ってきたばかりでしたが、精力的にプログラムとスケジュールを決められました。山口先生は高いはっきりよく通る声でお話になりました。
11月30日は、ピアノの調律やリハーサルの時間があるので、開演は夕方以降になりそうです。当日のプログラムは、第九は4楽章だけで、4人のソリストの方が2曲ずつ歌うことになり、ピアノの独奏もあるかも知れません。格調の高い音楽会になりそうです。
 練習も大事で20回以上は絶対必要とのことでした。
 練習会場も東海大学、東海大学付属高輪台高校の全面的な協力もあり、なんとか確保できそうです。
 山口先生、演奏会場の下見もされました。その後、山口先生、崖先生を囲んでのイタリア料理の会食会がありました。山口先生の演奏会に対する真摯な姿勢が伝わり、実行委員のテンションも上がり、何とかよい演奏会にしたいと言う気持になりました。
 合唱団の応募もまだ行っています。特に、男性は大歓迎です。
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