港区まち創り研究会(まち研)ブログ

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港区区民協働ガイドラインワークショップに参加しました

2013-08-12 08:42:04 | 港区のできごとあれこれ
港区では、これから区民協働ガイドラインを策定するので、8月11日ワークショップを開催し区民の意見を聞く会が催されました。まち研から安藤、松本が参加しました。
 港区で区民協働を積極的に進めようとする姿勢は好感が持てます。区民にやや高圧的と評判の悪かった港区の行政も少しずつ変わりつつあることがわかります。
 地域振興課の経過説明の後、講師の安藤雄太氏から講話があり、協働事例としてあざぶ達人倶楽部の方の説明がありました。
 安藤雄太氏の講話では、行政と区民協働で大事な次の3つのことの提示がありました。
①  お互い対等な関係にあること
②  お互いの特性を理解し、生かせる仕組みを考える
③  お互い解決を目指す課題や目標が共有できる
行政の行動は法律や公平性などしばられている制約条件が多いことなどの説明もありました。
あざぶ達人倶楽部では清沢さん、高柳さんが説明されました。お二人とも以前から面識があり、特に高柳さんはまち研とはつながりのある方です。
公募の区民は70名ほどで、いずれも意欲のある方ばかりで頼もしく感じました。
意見のまとめ方はワールドカフェという方法で、5,6名が1テーブルを囲み、お互い意見をいいあいながら下の模造紙に気がついたことを書き、またテーブルのメンバーの一部の人が他のテーブルに移って議論します。最後に、委託業者の方が各テーブルの意見をまとめて発表します。この方式の利点は、カフェの気分で大事なことが議論できる、メンバーを交換することによって、全員の方と知り合うことができるとのことでした。
何回もかけて議論してまとめていくには、この方法は効果的だと思いますが、たった一日の議論をまとめるにはちよっと無理があると思いました。まあ、お試しの段階です。
私は、高松桜まつりを例にいろいろな組織と協働した体験を話しましたが、他の方でもいろいろな組織との協働を考えている人もいることがわかりました。
あざぶ達人倶楽部、高松桜まつりなど、まず区民から発想し、行政や他の組織と協働していく事業はうまくいく例が多いと思います。また、どんな組織でも協働をしにくくする枠組みがあるので、それを乗り越えていくには協働する事業の目的をはっきりさせることが大切だと思いました。
コメント
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