港区まち創り研究会(まち研)ブログ

港区まち創り研究会の活動の状況やまちづくりについての様々な情報をお伝えします。
海外の街あるきの報告もあります。

世界の街から100---ロンドンの再開発

2013-08-21 11:23:58 | イギリスの街から
私(安藤)が、ロンドンのテームズ川沿いのドックランズの再開発とバービカン地区の再開発を大分前に視察したことがある。その時、感じたことをまとめて見た。
 バービカン、ドッグランズの再開発に共通していることは、開発の動機が明確であること、大規模であること、多様な用途が混在する総合的な複合開発であること、長期間計画が練られて、強い国家権力の基で実行されたことなどである。
 住む人にとってよく練られた計画であるとともに、地域の活性化に大きく寄与している。


・バービカン地区の再開発
 かつては路地や倉庫が迷路のようにあった都心地区で第2次世界大戦の空襲で全面的に破壊された。10年間放置されていた後、業務・商業・住居などの複合用途ビルにより大規模に再開発し1982年に完成した。37階超高層住宅3棟など住宅が2000戸ある。住宅関連施設の他教会や音楽学校もあり、さらにヨーロッパ最大級の複合文化施設であるバービカンセンターがある。バービカンセンターは音楽ホール、映画館、アートギャラリー、図書館などがある。また、立体的な歩行者路が整備されている。多様な用途を含む総合的な再開発は世界の大規模再開発の一つのモデルとなった。

・ドッグランズの再開発
 ドッグランズはテームズ川沿いの港湾、倉庫、造船所などで使われていたところである。
 船舶の大型化、コンテナ化などの物流革命により、ドックランズは使われなくなっていった。そこで1980~1990年代にかけて、ドックランズを住居・ビジネス・商業・軽工業の複合用途に再開発された。
 ドックランズとシティの間は無人運転の新交通システムが導入された。
 これらの開発により、人口は2倍になりカナリー・ウォーフなどは超高層ビルが林立し一大ビジネス拠点に変わっていった。
 テームズ川沿岸は商業施設・住居や広場を整備し、テームズ川沿いの景観を生かし魅力的なスポットに変身させた。



バービカン再開発 住居ゾーン 立体歩道がある

バービカン再開発 池や広場などを配置している

バービカン再開発 高層棟も見える

バービカン再開発 低層住居棟 緑を配置

バービカン再開発低層住居棟

バービカン再開発 オフィスをある

ドックランズ 新交通の駅舎

ドックランズ 新交通の駅舎の屋根

ドックランズ カナリーウォーフの超高層ビル

ドックランズ カナリーウォーフ

ドックランズ カナリーウォーフ ホテル

ドックランズ お洒落なバス停

ドックランズ テームズ川沿いの開発

ドックランズ ロンドン橋近くの開発

ドックランズ ヨットハーバーに

ドックランズ 屋根付き広場の整備
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祝い! 22万アクセスを突破しました

2013-08-21 07:09:55 | 港区まち創り研究会
祝い! ブログ開設から861日目で22万アクセスを突破しました!
今日までの総アクセス数は220176 総訪問者数は85515人です。
カテゴリー分類をしてから、アクセス数は1日平均500と急増しています。
ブログの数は1917663 ありますが、その中で1849位に入ったことがあります。
これからも港区のこと、高輪のこと、まちづくりのことなど情報を発信していきます。
ご高覧ありがとうございます。
コメント (1)
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