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与太話 |2011-03-20
地震が起こって、まぁ、まだ状況の対処で政府も自治体もいっぱいいっぱいって感じだけど、大前研一さんがその辺の事について語っておられる動画がYouTubeにあげられていました。

地震発生から1週間 福島原発事故の現状と今後(大前研一ライブ579) [YouTube]

これが収録された時からまた状況は推移しているぐらいの時間が経っているとは言え、今後、ということに焦点を絞るなら非常に参考になるお話です。
東北地方の復興を考える時、津波に襲われた土地を捨て(緑地や公共の施設のみにする)、生活の拠点はすべて高台に移動すると言った案や、漁港については数を減らし、そのかわり強固な水門等で港を守り、漁師さんは高台から漁港へ通勤する、といった案にはなるほどと思ったものです(ドライに考えると、なるほど、だけど、実施するなら反対も大きいだろうね)。

関東圏に住んでいるものとしては福島第一原発の、とりあえず自体が収束する事が可能だったとして、その後の話というのも気になるところです。あの原発自体は廃炉となる事ほぼ決定だけど、だからといって管理しないわけにはいかず、今後、かなり長いスパンで最終的にあのあたりを安定的に封鎖するまでさまざまなプロセスを踏まねばならないであろう事が示されています。
この辺の対処の困難さを見るに、原発、というものを作らなくてよいなら作らないでいたいものだ、という気分に誰もがなると思われます。そうした時、今動いている原発をすべて止めろと極端な意見が出てきているわけですけど、なかなかそれは困難ですよね。であれば、東電含め各電力会社は、今回の経験を踏まえて各地の原発をより万全なものに整備していかないと行けないでしょうし、その為のコストは社会的に支払わざるえないでしょう。

それも含めて、今回の震災の被害への対処の為に、どこまで一般市民が(さまざまな意味での)コストの負担できるのか。そこの部分を考えると、仕方のない部分がとても大きいのは理解できるけど、頭が痛いです。まぁ、その辺はなるようにしかならないんだけど。
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